この夏をかけた設計が一段落。
総代さんへの実施図面説明を無事終えました。
香川県三野町にある寺院にて
本堂及び周辺の諸堂整備を行います。
寺院という工法上の特殊性もありますし、
何より、世代を越えてそこに在り続けられるように。
あの時の自分と、今の自分とを繋ぐ
「懐かしい」という人にしかない感情はとても大切だと思うのです。
地域、文化、記憶、、、。
あらゆる想いをのせて設計者ができることは
具体的に、丁寧に、図面化することだと考えています。
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奥野 崇
月末の建方へ向けて、化粧材の確認と番付へ。
松山市内で木造のクリニックをつくります。
番付とは、どの木材をどの場所に使うのかを割り振る作業。
木材は工業製品のように均一ではありません。
それぞれが異なる表情を持っていますので
より活きるように皆で思案する。
良質な地のものを使える幸せを感じながら、
木が育った年数をこえてなお
使い続けられる建築をつくらなければ、と改めて思います。
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奥野 崇
西条・飯岡の家
棟上の日を迎えました。
田園の中の平屋の住まいです。
シンプルで、品のある佇まいを目指したい。
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奥野 崇
引き渡しから半年ぶりに、大野妹背の家へ。
広島県の廿日市市にあります。
庭工事も一段落し、
少しずつ落ち着いてきたところ。
当初のガランとしていた空間からは見違えるほどに。
秋口には撮影が叶いましょうか。
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奥野 崇
一段落をむかえた工事と、これから始まる工事と。
今治・高橋の家
建築の引き渡しを終え、続いては外構工事へ。
既に打ち合わせ・選定を終えている、
置き家具やウインドウトリートメントも設置を待つのみ。
西条・飯岡の家
造成を終え、建築の工事が始まりました。
おおらかな周辺環境のなかに平屋の建物をつくります。
今治・玉川の家
年始の地鎮祭後、諸事情により着工を見合わせておりましたが、
万事整い、基礎工事の開始となりました。
松山・藤原町のクリニック
地鎮祭を終え、8月下旬の工事開始を待ちます。
患者さんが安心できる、やさしい木造のクリニックを目指します。
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奥野 崇
思えば、久しぶりの晴れの朝。
気持ちの良いさわやかな光に迎えられました。
引き渡しから半年を経た、来住町の家へ。
日々の暮らしを丁寧に、大切にされています。
日常への愛情あるまなざしを感じずにはいられません。
良いときも、悪いときもあるのが人間。
新しい住まいが、
安心できる居場所になれたのならば、
もうこれ以上のことはありません。
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奥野 崇
先の週末は、半年ぶりに空路で愛知県へ。
名古屋の家は、
オンラインでの打ち合わせを重ねてきましたが、
無事、基本設計の取りまとめを迎えました。
向かう機内にて。
梅雨曇りの切れ間からは、
穏やかな瀬戸内海の多島美を見ることができました。
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奥野 崇
人はおもったよりも
随分敏感で、繊細な感覚を持っています。
陽の傾きによる光量の変化、
肌をなでる微細な風のとおり、
香りや音の強弱やその距離感、
気温・湿度の移り変わり。
目に見えるものも、見えないものも。
それらは、分かつことなく居心地や安心感に作用しているのでしょう。
まさに日常の舞台となる、住まい。
なるべく穏やかで、
じんわり、滲み出てくるような空間がいいなあ。
一年を経た、氷見のパン工房にて。
日々の出来事を笑顔でお話しくださいました。
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奥野 崇
建築の正面性をあらわすのに"ファサード"という言葉があります。
約2500年前、ヨーロッパ建築史のはじまりである古代ギリシャにおいて、
その概念は生まれたといわれています。
パルテノンを代表とする神殿建築を前に、
人々に対して、その建築が正面からみて強く、全てわかるようにと考えられたものです。
僕は現代の住宅においてもなお、
"ファサード"という言葉がしばしば使われることへの違和感を感じていました。
正面、あるいは見えるところだけを体裁よくすれば良いものなのか。。。
来月竣工予定、今治の家の足場が取り払われました。
いわゆる裏手の様子ですが、素朴なその姿が気に入っています。
雨風をしのぎ、無理なく、整然たる佇まいにする事。
それだけで、その姿は十分安心に値する。
ひいては、かつての美しい町並みや集落はそうであったのだと思います。
keep smiling!
奥野 崇
現場へ向かう移動中。
ハッと、そのみなぎる生命力に思わずカメラをとりました。
松山と今治のちょうど間、玉川は昔から好きなところです。
毎日、日付がかわっても働いた20代。
山間を抜けた先にある風景が好きで
日曜になると、よくここで絵を描きました。
近所のおばあちゃんと仲良くさせてもらったのも、今はいい思い出。
いつかは水の側で暮らしたい、と心に決めています。
keep smiling!
奥野 崇