しっとりした、心地よい明るさ加減。
引き渡し後1ヶ月を経た、中野町の古民家改修。
新しい住まいにも馴れてこられたでしょうか。
窓際のベンチは、今の所お子さんのお絵かき台のよう。
クレヨンのあとが微笑みを誘います。
室内間で熱的境界をつくるために用いた、ツインカーボ。
ポリカーボネイトがダンボールのような断面になっており、ガラスよりも高い断熱性を有します。
性能を高めつつ、元々あった細い格子戸の雰囲気を引き継ごうとひと工夫。
新しい引き戸のツインカーボの断面へ
5mm角の極細木材を一定間隔で差し入れ、それをはめ込みます。
キラキラ光るポリカーボネイトと、細い細い格子の影。
写真ではとらえきれない、魅惑の光。
keep smiling!
奥野 崇
石鎚山を望む家。
かね折り窓の周辺もあと少し。
現場内は多くの職人さんでごった返しています。
この様子も残り数日、と思えば少し寂しくもあるような。
一方、外部は静か。
外周囲いは、アイデアの光る納め。
元々あった、コンクリートブロック用の鉄筋を活用して
U字溝材を型枠に現場打コンクリートで支柱をつくる。
「牧場みたいなラフな囲い」とお話ししたのもいい思い出です。
ランドスケープ礒崎さんの仕事。さすがの柔軟さ。
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奥野 崇
外部の差し掛け屋根の工事がはじまっています。
吹寄の小舞女竹を仮固定。
その後に藤蔓を用いて、尺八と小舞を編んでいきます。
向きや結わえ方、下処理を確認。
編みこみも大工さんの仕事です。
その後に野根板の屑張へと進んでいきます。
母屋棟は、少し先行して建具の製作打ち合わせ。
1ヶ所ずつ図面化してやっていきますから、なかなかのボリュームです。
特に建具まわりは仕事が細かくなります。
直接手でふれますし、毎日毎日動かすところ。
見えない工夫を皆で込めます。
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奥野 崇
香川県多度津町で工事をしております、茶室のある家。
住まいとなる母屋とは敷地内で別棟でお茶室を構えます。
先の良き日に、ご親族お集まりの中、無事上棟式をとり行いました。
小さなお子様にも、お茶を通じて日本文化を継承していってほしい、との想いのもと
工事関係者共々、改めて気を引き締める機会となりました。
続いて屋根の仕舞。
大屋根の面取の垂木と、差掛の丸太垂木の様子。
小舞と尺八に使う矢竹と藤蔓も現場入り。
竹と竹を結わえていきます。
これも大工さんの仕事。繊細で細やかな作業です。
野にあるものを工夫して用い、人の居場所をつくった先人の知恵に畏敬の念を抱かずにはいられません。
一方、母屋のほうも順調。
青空の下、甍の波が美しい。
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奥野 崇
庭の打ち合わせに、約1ヶ月ぶりに久米窪田の家へ。
建築の引き渡し、引っ越しに加え、新たにかわいい家族が二人増えられたりとでしたが
やっと新しい生活にも慣れてこられた様子。
敷地をグルッと囲う、既存の生垣をいかした外部空間としよう。
ゆっくりゆっくりと進んでいきます。
keep smiling!
奥野 崇
ジリジリと太陽が照りつける中、工事が進みます西条の家。
敷地前の稲が一段と色濃くなりました。
その鮮やかさは、建物の内部もほんのり緑に染めてしまうほど。
直接的かどうかは別として、
その土地が喚起させる色ってあるなあと、ふと思いました。
8月末の竣工を目指します。
keep smiling!
奥野 崇
約半年の工期を経て、本日、無事お引き渡しとなりました。
お爺さんの家を、お孫さん夫婦の住まいとして改修する。
既存の土壁は可能な限り残しながら、
基礎を含めた耐震補強を行い、同時に防湿層を備えた断熱改修も。
耐震改修においては、松山市からの補助金も受けています。
先行のウェグナーのデイベッドはぴったりおさまりました。
いい感じ。
今回の家具は特に長い納期を必要として、8月にかけて発注していたものも届きます。
住まいの完成はもう少し。
keep smiling!
奥野 崇
広島での打ち合わせに合わせて、足を伸ばしました。
おりづるタワー。三分一さんの設計です。
原爆ドームを眺めることのできる敷地。
広島市内を見渡し、その歴史と重ね合わせ想いを馳せる。
まるで、CGのような景色をみながらも、路面電車の音に人々の鼓動を傍に感じる。
ふうっと、風が気持ち良い。
生々しい人の歴史と、あっけらかんとした自然の尊大さに
ふいに涙がでそうになりました。
また、来ようと思う。
keep smiling!
奥野 崇
週末の松山は、本当に気持ちよい天気。
四月にかけて、昨年から今年にかけて竣工した住まいへ伺いました。
ピアノ教室のある家
芝生の張り込みが終わりますよ、との庭師さんからの声。
そろそろかな、と久しぶりの訪問も快く迎えてくださいました。
「朝、ウッドデッキで新聞を読んでいるんです」
新しい住まいでの暮らしを楽しんで下さっているようで、にんまり。
こちらのほうが嬉しくなってしまいました。
福音寺の家
お父さんからプレゼントのモミジの新緑が清々しい。
玄関飾り用の、和釘と竹釘をお持ちしてのご相談。
すっかり住み慣れたお子さんが、お庭の案内役をかってでてくれました。
住み始めてからもたくさんの苗木を植え込んでおられて、
季節をかえて楽しめそうです。
東温の家
3月の引き渡し、引越し、数年ぶりの復職と慌ただしい日々が
ようやく落ち着いてきた様子。
リビングに大きな本棚を備え付けていますが、
お子さんの本を読む時間が増えたそうで、ほとんどテレビを見なくなったそう。
ご家族の表情がいきいきとしておられ、元気を頂きました。
これからも、ながいお付き合いの程、宜しくお願い致します。
Keep smiling!
奥野 崇
香川県多度津町で工事が進む、茶室のある家。
母屋の瓦葺きの様子。地瓦で約4ooo枚の仕事となりました。
物干部分のガラス屋根も綺麗におさまり、ひと安心。
大工さんは外部木枠の取り付けです。
今回は簾を活用しながら、艶っぽい窓辺をつくれればと新たな試みも。
明から暗への階調を愉しめる住まいとしたい。
keep smiling!
奥野 崇