香川県多度津町で工事をしております、茶室のある家。
住まいとなる母屋とは敷地内で別棟でお茶室を構えます。
先の良き日に、ご親族お集まりの中、無事上棟式をとり行いました。
小さなお子様にも、お茶を通じて日本文化を継承していってほしい、との想いのもと
工事関係者共々、改めて気を引き締める機会となりました。
続いて屋根の仕舞。
大屋根の面取の垂木と、差掛の丸太垂木の様子。
小舞と尺八に使う矢竹と藤蔓も現場入り。
竹と竹を結わえていきます。
これも大工さんの仕事。繊細で細やかな作業です。
野にあるものを工夫して用い、人の居場所をつくった先人の知恵に畏敬の念を抱かずにはいられません。
一方、母屋のほうも順調。
青空の下、甍の波が美しい。
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奥野 崇
庭の打ち合わせに、約1ヶ月ぶりに久米窪田の家へ。
建築の引き渡し、引っ越しに加え、新たにかわいい家族が二人増えられたりとでしたが
やっと新しい生活にも慣れてこられた様子。
敷地をグルッと囲う、既存の生垣をいかした外部空間としよう。
ゆっくりゆっくりと進んでいきます。
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奥野 崇
ジリジリと太陽が照りつける中、工事が進みます西条の家。
敷地前の稲が一段と色濃くなりました。
その鮮やかさは、建物の内部もほんのり緑に染めてしまうほど。
直接的かどうかは別として、
その土地が喚起させる色ってあるなあと、ふと思いました。
8月末の竣工を目指します。
keep smiling!
奥野 崇
約半年の工期を経て、本日、無事お引き渡しとなりました。
お爺さんの家を、お孫さん夫婦の住まいとして改修する。
既存の土壁は可能な限り残しながら、
基礎を含めた耐震補強を行い、同時に防湿層を備えた断熱改修も。
耐震改修においては、松山市からの補助金も受けています。
先行のウェグナーのデイベッドはぴったりおさまりました。
いい感じ。
今回の家具は特に長い納期を必要として、8月にかけて発注していたものも届きます。
住まいの完成はもう少し。
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奥野 崇
広島での打ち合わせに合わせて、足を伸ばしました。
おりづるタワー。三分一さんの設計です。
原爆ドームを眺めることのできる敷地。
広島市内を見渡し、その歴史と重ね合わせ想いを馳せる。
まるで、CGのような景色をみながらも、路面電車の音に人々の鼓動を傍に感じる。
ふうっと、風が気持ち良い。
生々しい人の歴史と、あっけらかんとした自然の尊大さに
ふいに涙がでそうになりました。
また、来ようと思う。
keep smiling!
奥野 崇
週末の松山は、本当に気持ちよい天気。
四月にかけて、昨年から今年にかけて竣工した住まいへ伺いました。
ピアノ教室のある家
芝生の張り込みが終わりますよ、との庭師さんからの声。
そろそろかな、と久しぶりの訪問も快く迎えてくださいました。
「朝、ウッドデッキで新聞を読んでいるんです」
新しい住まいでの暮らしを楽しんで下さっているようで、にんまり。
こちらのほうが嬉しくなってしまいました。
福音寺の家
お父さんからプレゼントのモミジの新緑が清々しい。
玄関飾り用の、和釘と竹釘をお持ちしてのご相談。
すっかり住み慣れたお子さんが、お庭の案内役をかってでてくれました。
住み始めてからもたくさんの苗木を植え込んでおられて、
季節をかえて楽しめそうです。
東温の家
3月の引き渡し、引越し、数年ぶりの復職と慌ただしい日々が
ようやく落ち着いてきた様子。
リビングに大きな本棚を備え付けていますが、
お子さんの本を読む時間が増えたそうで、ほとんどテレビを見なくなったそう。
ご家族の表情がいきいきとしておられ、元気を頂きました。
これからも、ながいお付き合いの程、宜しくお願い致します。
Keep smiling!
奥野 崇
香川県多度津町で工事が進む、茶室のある家。
母屋の瓦葺きの様子。地瓦で約4ooo枚の仕事となりました。
物干部分のガラス屋根も綺麗におさまり、ひと安心。
大工さんは外部木枠の取り付けです。
今回は簾を活用しながら、艶っぽい窓辺をつくれればと新たな試みも。
明から暗への階調を愉しめる住まいとしたい。
keep smiling!
奥野 崇
工事が進む、久米窪田の家の進捗です。
中二階ほどの高さがあるリビングの吹き抜け。
内外共に木部枠の取り付けは完了しましたが、大工さんの仕事はまだ少し残っています。
いつも綺麗に整頓されている現場は気持ちよく、几帳面な棟梁の性格そのもの。
アルフレックスのソファと、カールハンセンのチェアの色合わせ・手配は済ませました。
もう少しで仕上げ工事。一気に現場も変化していきます。
石鎚山を望む、西条の家。
外部木枠の打ち合わせにと、臨時の現場事務所が。
建主さんであり、現場監督さんの準備で関係者が集まっての打ち合わせとなりました。
なんと方眼紙を使っての原寸模型が登場。
流れ留めが気になったからと、夜な夜な手作りされたそう。
頼もしい限り。いい空気感の中、現場は進みます。
積み重ね。
丁寧に、ひとつひとつ。
keep smiling!
奥野 崇
先月末に引渡しをおえた、福音寺の家。
落ち着ける場所をつくろうと、リビングの壁面には造り付けのソファーがあります。
いったんは洗い替え用のカバーにて使って頂いておりましたが、
建主さんお気に入りの、ミナペルホネンの生地を使ったものができあがりました。
角の部分も、タンバリンのパターンを、うまく連続させてくださいました。
室椅子工芸の室さん、いつもありがとうございます。
裏地にひと工夫あるファブリックなので、経年変化も楽しみ。
オットマンも製作しましたが、使いやすいです、とのお言葉。
一番の励みになります。
一方、外回りでは庭工事が進みます。
雨のなか、仙波農園の皆さんには頭があがりません。
コメツガ、ドウダンツツジ、タマリュウ、キチジョウソウと。
あと少し。
keep smiling!
奥野 崇
ものづくりの現場が好きです。
すぐ横で、今つくられようとしている建築を見ながらの打ち合わせ。
これ以上の臨場感はありません。
出来上がりはもちろん、
つくられる過程や作業性も考えながら、詳細図面をつくります。
できた瞬間のきれいさだけでは、建築は成り立ちません。
見えなくなる部分の良し悪しこそが、
それが永く在れることに深く関係すると考えます。
わずか10坪にもみたないお茶室に、可能な限りの想像力を。
関わるメンバー、それぞれが真摯に仕事に取り組む。
いい空気感の中、ものはつくられています。
keep smiling!
奥野 崇