松山に菜の花の季節がやってきました。
気付けば、もうこんなにも。
緑の背景の上に
鮮やかな黄が点描のようにひろがります。
群生すれば辺りは少し明るくなったよう。
春のおとずれ。
keep smiling!
奥野 崇
二十四節気、最初の節気である立春。
決まり事や季節の節目も、この日を起点に数えられていきます。
立春の早朝、
禅寺では入口に「立春大吉」と書いた紙札を貼る習慣があります。
これらの文字を縦書きにすると
左右対称で縁起が良く一年間災難にあわないという、おまじないのため。
医療関係はもとより
飲食業や観光業に携わる方々をはじめ
特に厳しい日々が続いております。
どうか多くの方々に御利益がありますように。
keep smiling!
奥野 崇
新潟県の十日町織物工業協働組合が
日本の伝統色をベースに制定した、1月の誕生色の名称です。
基となったのは、椿の深い紅。
椿は、古くから人々に愛されてきた日本を代表する花のひとつ。
18世紀にヨーロッパに渡ると、
端正な美しさから”日本の薔薇”と呼ばれ親しまれました。
「椿姫」の主人公マルグリットのように、
コサージュにするのが流行りだったんだとか。
冬の寒さの中に、凛として咲く深紅の花。
”控えめなすばらしさ”という花言葉のとおり、
寡黙なその姿に心惹かれます。
keep smiling!
奥野 崇
新春の言祝ぎを謹んで申し上げます
善きことが穏やかに続く。
そんな日々の再来を、
心よりお祈り申し上げます。
奥野崇 建築設計事務所
「交々」は、もともと「此も此も」が語源だそうで
「これもこれも、かわるがわる、次々に」という意味があります。
悲喜交々、過ぎ去った一年。
本当にいろんなことがありましたが、残すはあと二日。
闇があるからこそ、光は感じられるもの。
悲しみがあるからこその喜びなのかもしれません。
それでも人は喜びをもとめて、それを分かち合いたいと生きていく。
新たな一年が、皆様にとって輝かしいものとなりますように。
keep smiling!
奥野 崇
年末年始の休業日のお知らせ
12月30日(水)〜1月3日(日)
「冬至、冬中、冬始め」ということわざがあります。
暦の上では冬のまん中ですが、
本格的な寒さはまだこれから、という意味。
来るべき厳しい寒さに備えるために、
冬至に行われる風習はあるといえるかもしれません。
柚子湯は、ひび割れやあかぎれを治し
血行を促して冷えを緩和するんだとか。
冬至の日に入ると、風邪をひかずに冬を越せるとはよく聞く話。
なにより、気持ちのいい爽やかな香りが
心もリラックスさせてくれますものね。
keep smiling!
奥野 崇
冬の夜空を代表する星座といえば、オリオン座ではないでしょうか。
西洋ではギリシャ神話にでてくる狩人オリオンとして知られていますが
中国では白虎、インドでは鹿、とも見られているそう。
日本においては
外側の4つの明るい星が中ほどの3つの星を取り囲んでいる様子から
「鼓星(つづみぼし)」と呼びました。
星のそれぞれは
左上の赤く光る星ベテルギウスを「平家星」
右下の青白く輝くリゲルを「源氏星」と呼び、
平家の赤旗と、源氏の白旗に見立てたのです。
吐いた息をも白く光らせる冬の夜。
先人たちは、しんと静かな夜空の中に
ほんのかすかな鼓の音を聞いたのかもしれません。
keep smiling!
奥野 崇
同じ頃に、同じ場所で、同じ景色を。
変わったものと変わらないものを確かめるように。
keep smiling!
奥野 崇
「もみじ」は「揉み出(もみず)」が変化した言葉といわれています。
真水や灰汁に浸して鮮やかな色を揉み出す、紅花染めが由来のもの。
"赤葉"ではなく、"紅葉"という漢字が定着したのも自然な流れだったのかもしれません。
明治期に編纂された国語辞典の大言海には美しい言説があります。
色ハ揉ミテ出スモノ、又、揉ミ出ヅルモノ、
サレバ、露、霜ノタメニ モミイダサルルナリ
露や霜に洗われることによって
葉から鮮やかな紅や黄色が揉み出される、と考えたという語釈です。
古岩屋では、紅葉の終盤とのこと。
ひんやりと澄んだ山の空気。
揉み出された楓の葉色は、純一無雑なものに違いありません。
keep smiling!
奥野 崇
二十四節気の第十八。
朝晩の冷え込みがさらに増し、北国や里山では霜が降りはじめ、
少しずつ、冬の足音が聴こえはじめる頃。
事務所には素敵な新入りさんを迎えました。
日本のバラの代表的な原種である「ノイバラ」の大枝。
別名「野バラ」とも呼び親しまれています。
もともと有棘の低木類のバラのことを茨(イバラ)と呼んでいて
野生のものであるから、野茨(ノイバラ)となったもの。
10月も終わりに近づけば、実もしっかりと赤くなります。
秋が深まるころの愉しみのひとつ。
keep smiling!
奥野 崇