堀部安嗣さんの本

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堀部安嗣さんの本が届く。
「建築を気持ちで考える 堀部安嗣 TOTO出版」
境界なく混ざりあう色のグラデーション、抽象的な水彩画が印象的な装丁。
 
影響を受けた建築と、その上での実作の解説の2部構成。
 
昨年、香川県建築士会での講演会、竹林寺納骨堂・鎌倉山の集会所の見学会と
直接お話を聞け、実作を見る機会がありました。
陰影の振れ幅、独特の安定感、建築内部に流れる静かな時間。
 
氏の深く、強く、揺るぎない眼差しを間近でみてとれる、
素晴らしき本。
 
keep smiling!
奥野 崇

category : お知らせ | posted at 2017.1.22

建築と家具と

からだに直接ふれる家具選びは大切。
暮らしにおいては、建築よりも家具のほうが身近な存在になります。
実物にて重さや各部の形状、ホールド感などを体験していただいた上で
最終決定をしていくのが私たちのやり方です。
 
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週末は立礼茶室のある家の建主さんと
いつもお世話になっている、高松の中村谷さんへ。
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ソファー、ダイニングチェア、テーブル、テレビボード、マットレスと見ていきます。
お茶室で使う椅子はオリジナルのものを製作する予定。
素材、高さ、使い勝手を打ち合わせ。今後の展開も楽しみなところです。
 
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普段の打ち合わせでも良い家具にふれてもらえたら、と私たちの事務所にもいくつか置いてあります。
これはいいなあ、と思える北欧のものを中心に、
ダイニングチェアやイージーチェアに座りながらの打ち合わせ。
 
建築と家具は、ひとつなぎにやっていきたい。
 
 
keep smiling!
奥野 崇

category : 現場進捗 | posted at 2017.1.15

かたち、あらわる

コンクリートの基礎しかなかった敷地に、一気にかたちがあらわれる。
建て方の日。
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光林寺五重位牌堂(今治市玉川町)
全体のかたちがあらわれました。
本体は鉄骨造で、回廊部分は木材の化粧垂木にてつくられます。
木とガラスによってつくられる光の回廊が、来訪者を迎える設計。
木材の取り付けまでは、もう少しかかりそうです。
 
 
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高気密高断熱の終の棲家(松山市居合)
冬の寒さや、エアコンによる冷房が耐えられない建主さんの住まい。
適切な排湿計画により建物自体の健全性を保ちつつ、
断熱・気密性能の水準を引き上げる。
輻射式暖房、日射取得・遮蔽を両立する外付ブラインドの採用、風突による通風計画を行っています。
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杉の化粧垂木も綺麗に納まりました。
 
 
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立礼茶室のある家(松山市東野)
床暖房パネルの割付のため、床養生を撤去。
内部木製建具の枠打ち合わせを終え、藤原棟梁は加工のため工場入り。
月末からは茶室の工事も本格的にはじまります。
 
 
かたちがあらわれ、それぞれの建築がもちうる雰囲気のようなものがにじみ出てきたように思います。
 
 
keep smiling!
奥野 崇

category : 現場進捗 | posted at 2017.1.11

格子から

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会津町の家。
門扉の格子越しにみる。
 
二種類の大きさの材料を組み合わせ。ファブリックのパターンのように。
いい表情ができたかなあ、と。
 
造園工事ももう少し。
 
 
keep smiling!
奥野 崇

category : お知らせ | posted at 2017.1.9

重みのある建築

宇和町での打ち合わせ終わりに、愛媛県歴史文化博物館へ。1994年竣工。
見たい見たい、と思いつつも、今回が初の見学。
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全体としても、部分にしても
重みがあって、味のある建築。
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凄い建築だなあと思ったら、
日建設計の大谷弘明さん設計とのこと。
さすがは。
後に愛媛県美術館を設計され、近作では京都のリッツカールトンも手掛けられています。
今は昔、県美術館のディティールをスケッチしてまわったのを思い出しました。
 
愛媛の歴史をたどる展示も良く、おすすめの博物館です。
 
 
keep smiling!
奥野 崇

category : 建築をまなぶ旅(日本) | posted at 2017.1.5

賀春

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新年の清々しい空の色と松山城。
寺院や道後の仕事に携わり
また、世界の各地を訪ねる度に、日本や四国、松山を意識する。
お正月は、改めて地元の歴史を読み込む時間となりました。
 
変化の時代といわれる昨今。
移り行く万物のなかにあっても、人の喜びや愉しみの根源は、そうは変わっていないのかもしれません。
 
人と建築。
その関係をより豊かで、あたたかいものに。
 
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
 
keep smiling!
奥野 崇
 

category : お知らせ | posted at 2017.1.3

2016年の暮れに

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最後のメール送信を終え、今年の仕事納めとなりました。
 
思い返せば、多くの方に出会い、多くの事を学んだ一年。
ああ、この出来事も今年だったのか。と思えるほど、内容あるものとさせて頂きました。
来年は事務所も6期目となるよう。
これも建主さん、工務店さん、職人さん、スタッフのみんな、家族の支えがあってこそ。
ありがたいなあ。
 
次なる一年の出会いや出来事にわくわくしながら、
年の暮れを家族とゆっくり過ごそうと思います。
 
皆様、どうぞよいお年をお迎えくださいませ。
 
keep smiling!
奥野 崇

category : お知らせ | posted at 2016.12.30

notes vol.3 北欧の旅

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世界の建築や町を訪ねるスケッチの旅。
よきに学ぶ、実際に空間を体験する。
それらをスケッチすることで、より観察し、構成や寸法を理解し、体に刷り込んでいく。
いつしかその一連作業は、自然な行いとなって今も続いています。
 
その旅の一連をまとめた、notesの第三作目ができあがりました。
今回は北欧の旅。
日々の暮らしや家族の時間を大切にする北欧の人々。
現地の風土や暮らしぶりを間近にみて感じて、人々が大切にしているものを見つめてみたい。
 
写真やスケッチ、文章によって旅の一連をまとめています。
数に限りがありますが、
ご興味のある方は下記リンクよりお問い合わせくださいませ。追ってお送りさせて頂きます。
 
notes vol.3 北欧の旅
 
 
keep smiling!
奥野 崇

category : お知らせ | posted at 2016.12.27

クリスマスの地鎮祭

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ピアノ教室のある平屋の家
解体工事もひと段落しました、クリスマスの今日。
よきお天気のもと、無事に地鎮祭を迎えました。
 
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思い返しますと、
建主さんとは昨年の年始からのお付き合いで、はや2年。
敷地の中に水路と農道の地番が残っている。。。という難題の整理に時間が掛かりました。
建主さん、近隣の方々、土地家屋調査士さんのご協力により、着工の運び。
 
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お庭と一体となるようなプランで、共に生活するワンちゃん達が自由に駆けまわれるよう。
また、奥様の営まれるピアノ教室と、生活されるご家族の動線の処理も重要なポイントとなりました。
 
目下、私達は施工図の作図作業。
使い勝手がよく、シンプルで、気候や雨に逆らうことなく、作り手の手順を考えて。
ミクロとマクロを行き来しながら、構造材、建具、ガラス、板金、枠廻りと原寸図をかきます。
当たり前のことですが、設計は図面をかかないと。
 
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通り沿いに建つ長屋門。
この建物のように永く愛される建築をつくりたい。
 
 
keep smiling!
奥野 崇

category : お知らせ | posted at 2016.12.25

師走

12月もあっという間に過ぎていき、そわそわしてしまうこの頃。
焦っても、手はひとつ。
ひと手間、ひと手間を積み重ねるよう。
 
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会津町の家
門扉部分からのぞく、アプローチ。
仙波さんの仕事も着々と進みます。
 
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ピアノ教室のある家
既存建物の解体開始です。
ひろびろとした敷地。
道路側に建つ、既存の長屋門の補修も含む工事で、
新しく建てる住まいの一部にピアノ教室を設けます。
年末の地鎮祭にむけて進んでいきます。
 
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多度津の家
基本設計を終えて、年明けからの実施設計開始。
奥様がお茶をされますので
住まいとは別棟で新たにお茶室を設けます。
お茶時にも対応できるようにひと工夫をしてあります。
 
 
keep smiling!
奥野 崇
 
 

category : お知らせ | posted at 2016.12.19
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