「風景と共にある家」の竣工写真をアップ致しました。
よろしければ、どうぞご覧くださいませ。
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奥野 崇
暖かい終の住処、仙波農園さんの植栽工事が進みます。
内庭まわり。
まずは植樹から。続いてグランドカバー、錆砂利巻きと。
玄関のほうでも、並行して植樹。
樹形をみながら、据え付ける方向、角度をみていきます。
緑が入った瞬間、建築が柔らかくなったよう。
住まいに彩りを加える。
建築と緑は、不可分だと改めて思います。
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奥野 崇
「育む家」の竣工写真をアップ致しました。
よろしければ、どうぞご覧くださいませ。
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奥野 崇
曇り空の日曜。
スパニッシュチェアとBKFチェアのメンテナンス。
皮の部分をメインに、
クリーナーで汚れをとり、保護クリームをかけました。
しっとりいい色に。
北欧のものを中心に、いいなあと思う椅子を少しずつ集めています。
建築と家具の関係はとても大切と考えており、
家具選定も関わらせていただくので
建主さんに実際に座って、体験して欲しくて。
最近、新しい仲間が増えました。
石川県の工房さ竹・佐竹さんと、
埼玉のハオアンドメイ・傍島さんのダイニングチェア。
どちらも使いやすく、素敵な椅子。
いろいろと座り比べるのもたのしいものです。
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奥野 崇
職人さんの手仕事によって、ものがつくられる。
もちろん図面は大切です。
でも、ものづくりの現場でのやりとりも同じように大切と思います。
梅雨入り後の晴天の下。
ピアノ教室のある家の現場にて。
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奥野 崇
6月の竣工予定の2件の住まい。
詰めの建築工事と並行して、
いつもの仙波農園さんによる植栽工事も進みます。
立礼茶室のある家
欄間部分の簾が取り付きはじめました。
暖かい終の住処
造り付けのソファ兼デイベッドもクッションを待つのみ。
ひとつひとつ積み重ねてきたそれぞれの住まい。
最後の仕上げとなります。
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奥野 崇
昨年末にお引き渡しした2件のお住まいに
写真撮影に伺いました。
建主さんのご協力のもと、晴天にも恵まれ、よい現場に。
刻々と移りゆく光を、改めて感じる瞬間。
建主さんや、作り手さんと共につくりあげた、価値観の結晶。
会津町の家
丹原の家
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奥野 崇
メキシコシティでは、レゴレッタの約50年前の仕事、カミノレアルホテルへ宿泊。
もちろん部分的な改修はなされていますが、色褪せないその姿に感銘をうけます。
続いて、バラガン視察。
バラガンは最後期の前の約10年、建築の世界から離れてしまいます。
その直前の仕事、メキシコシティの高級住宅街にあるサン・クリストバルの厩舎。
バラガンのおもう理想的な暮らしとは、馬と共にあるものだったよう。
人の住まう住宅と、馬の厩舎、人と馬の為の乗馬のスペースがまとめられています。
キャリアの初期は機能主義的な仕事を行ったバラガン。
ある時期からは、自分の想う建築のみをつくる、と皆に宣言し取り組んだ仕事。
シンボルツリー的なパドック、馬の脚を冷やすプール、馬に乗ったまま通り抜けられる仕切り壁。
建築に求められる機能は満足しながらも、息をのむような美しい瞬間をつくる。
折り重なりや色彩、縮小と拡大など
様々な技法によって唯一無二の空間をつくったバラガン。
その上で最も大切なのは、彼の思想と思っています。
建築には機能を超えて、心に響く空間をつくることもできる。
対峙するものではなく、ある種、人を支配するような世界をつくりうる。
バラガンの建築を体験して、
その内向的で詩的な空間に、彼の精神性をみた気がしました。
※メキシコの旅、一連のスケッチと写真をまとめました。
ブログでは書ききれていないものもあります。
リンクのページに整理しましたので、ご興味あればご覧頂ければと思います。
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奥野 崇
バラガンは建築家でありつつも、宅地分譲を行うデベロッパーでもありました。
溶岩だらけの荒野を、自身が開発した分譲地内に建つ個人住宅。プリエト・ロペス邸。
何人かのオーナーの所有の間に窓や外壁色の改変工事もあったようですが
現在のオーナーはオリジナルに戻す工事を行い、それがひと段落したとのこと。
そう大きくないエントランスから
大空間の予感はさせながらも、腰壁によって見通せない。
テイストは違えど、アアルトのマイレア邸に近い感覚を覚えました。
のびやかな住宅。
小梁が連続して並ぶ天井は、日本の建築ともそう遠くない印象。
塗り込められた梁が、小さな垂れ壁のようで、
空間が重層していることを強調しています。
詩的なバラガン邸に比べ、全体が明るく陽気な雰囲気。
家族と共に過ごす楽しい気持ちになります。
天井の高さ、建具枠、家具の大きさなど
全体の寸法が大きめにつくられており
空間サイズの比率にあわせて拡大したよう。
空間比率によって見付寸法を調整する手法は
吉田五十八先生の住宅でもみられたことを思い出す。
キッチンやパントリーにはトップライトが設けられ
スポットライトのように照らします。
薄いピンクのタイルと、濃い赤の食器棚。
庭には開発当時の溶岩をそのままに、野趣あふれるつくり。
複数の人々で過ごすことを前提にした明るい住宅。
瞑想的な空間をつくるバラガンの仕事としては、少し意外。
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奥野 崇