2019年6月

完成内覧会のお知らせ

西条市氷見にて工事を進めておりました、氷見のパン工房。

地域に根ざし、以前から営まれてきた内容そのままに

まずは、パンとお菓子のお教室を再開されます。

 

以前のブログでもご紹介しましたとおり

新たな門出を祝し、この度内覧会を行う運びとなりました。

 

建主さんがご友人に配られた葉書の一文。

「シンプルに暮らすこと、人とつながることができる家」

まさに、今回の建物へ込めた想い。

 

 

 

まあるい天井が印象的な、気持ちのいい空間に仕上がりました。

建主さんの人柄そのままに、ゆったりした催しとなろうかと。

どうぞお気軽にのぞいてみてください。

 

 

7月  6日(土)、7日(日)、8日(月) ※弊社スタッフと奥野は7日(日)のみ終日現地にいます

11:00〜15:00

793-0072 愛媛県西条市氷見乙1004-5

駐車場10台分あり

事前予約不要 (ご希望の方は直接現地までいらしてください)

 

 

パンとお菓子の教室 Chez C(シェ セ)

設計:奥野崇 建築設計事務所 (奥野 崇、倉本 正子、大塚 佳苗)

施工:株式会社もみじ建築 (乗松 宏吉、椿下 正樹)

造園:株式会社ランドスケープ (礒崎 敏弘)

 

 

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奥野 崇

category : お知らせ | posted at 2019.6.29

静けさの中

国東半島、両子山の西。

 

 

淀みのないラインと、澄み切った立ち姿。

富貴寺 大堂

 

 

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奥野 崇

category : 建築をまなぶ旅(日本) | posted at 2019.6.27

イスラエルの旅4 ヨルダン遠征とテルアビブ

イスラエルを巡る旅の途中。

隣国のヨルダンへも足を伸ばしました。

フライトの途中、機内から。

一面に広がる砂漠。砂煙によって、地面と空の境界線が曖昧に。

赤い大地。

どこまでもどこまでも続く、とにかく広大な砂と岩の景色。

写真真ん中下の黒い影が人のサイズです。

アカバ周辺の町。

山や土の色と、建築の色が近しい。

ペトラ周辺では、ナバティア人によって紀元前から紀元後700年頃まで栄えた遺跡を多く見ました。

岩をくり抜いて建築をつくる。大地と建築が境なく、ひと続きにあります。

時に摂氏50度を超えることもあるんだそう。

気候も風景も色も。世界はいかに多様であることか。

 

 

イスラエルに戻り、クライアントと合流し敷地のある町、ゲデラへ。

エルサレムから車で約30分の静かな住宅街。

約1200㎡の敷地に、住宅と庭を整えます。

この日はクライアント宅へ宿泊。

 

 

最終日は、約80年前のバウハウス建築が数多く残る、イスラエル第二の都市テルアビブへ。

移民によって大きく膨らんだ街で、

各地からの移民とともに、そのアイデンティティーを確立するかのごとく

様々な新しい建築スタイルが持ち込まれます。

その姿は「白い都市」とも呼ばれ、世界遺産にも指定されています。

市内中心のバウハウスセンターで簡単なレクチャーを受け、ガイドマップを手に見て回ります。

ちょうど休日で、街に住む人々と建築の幸せな関係も。

アート活動も盛んな土地柄で、生活を楽しんでいる様子が伝わってきました。

 

 

 

歴史、宗教、人種、文化、軍事、気候風土、植生、国民性。

様々な背景が複雑に混ざりながら、今のイスラエルはあります。

現地で、見て聞いて触って感じて。

改めてその多様さと複雑さを知る。

今回も旅先でのスケッチをページにまとめました。

ご笑覧ください。

 

 

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奥野 崇

category : 建築をまなぶ旅(海外) | posted at 2019.6.23

イスラエルの旅3 死海とマサダ

高い塩分濃度で人が浮かぶことで知られる、死海。

海抜マイナス400mと世界で最も低い位置にあります。

幻想的な風景。

年間降水量が100mm以下と乾燥した地域にあり、

砂煙によって対岸のヨルダンが霞んで見えます。

 

そのほとりにあるのは、

ローマ軍におわれたユダヤの民約1000人が約3年半にわたり籠城したマサダ要塞。

約2000年前の逸話と共に、今も遺跡として残っています。

女性2人と子供5人を残し、

ユダヤの尊厳を守るべく、ここで自ら死を選びました。

 

「マサダは二度と陥落させない」

 

悲しい記憶と共に、

ユダヤ人のアイデンティティーの象徴でもあるとのこと。

 

 

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奥野 崇

category : 建築をまなぶ旅(海外) | posted at 2019.6.16

多度津の家・多度津の茶室、全工事の竣工

母屋である多度津の家の引き渡しから、はや半年。

多度津の茶室、庭工事を含む、全工事の竣工となりました。

初々しい緑。

撒き苔もまだまだこれからといったところ。

後は梅雨入りと、植物の根付きをまちます。

 

既に生活を始められている母屋棟。

新しい暮らしにも、なれてこられたよう。

 

多度津の家(母屋棟)

多度津の茶室 (茶室棟)

設計監理:奥野崇建築設計事務所

施工  :株式会社 高陽建設

造園  :寿造園

 

 

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奥野 崇

category : 現場進捗 | posted at 2019.6.11

氷見のパン工房、引き渡しから

「人との関わり合いを大切にしたい」

打ち合わせでの忘れられないお話し。

 

設計期間の途中、ご自身が大きな怪我をされ入院、リハビリの日々。

計画自体も中断を余儀なくされましたが、いつも朗らかでいらっしゃいました。

 

信頼関係とその責任。

設計、工事と、よいチームとほどよい緊張感に恵まれました。

いい空気感でした。

 

西条市氷見にて、工事を進めておりましたパン工房が無事お引き渡しです。

建築という内部空間の次は、引き続きお庭という外部空間を整えます。

 

通常、私たちの事務所は完成にあわせた内覧会は行いません。

住まいの設計がほとんどの私たち。

住宅の場合、内覧会の意図が、

そこに住まう建主さんのためではなく、つくり手側の都合にある気がするから。

 

こちらの工房はパンのお教室がメインでの運営となります。

「お世話になっている生徒さんやご友人にお披露目をしたい」

との建主さんの声には、もちろん、とお答え致しました。

 

7月の上旬のころ、

一般の方にもひろく見て頂ける内覧会を行う予定。

詳細はまた改めてお知らせ致します。

 

 

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奥野 崇

category : 現場進捗 | posted at 2019.6.7

桑原の家 地鎮祭

桑原の家、晴れの良き日に地鎮祭。

 

建主さんの気持ちの良い挨拶が、心に残りました。

ひとつひとつの積み上げを大切にします。

 

 

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奥野 崇

category : 現場進捗 | posted at 2019.6.3

イスラエルの旅2 エルサレムと色彩

「黄金の街、エルサレム」

そう評されることもあるんだそう。

 

 

エルサレムとその近郊の建物のほとんどは、エルサレムストーンと呼ばれるピンクベージュの石灰岩でつくられています。近くでとれる豊富な石材資源と、雨の少ない気候が背景にありますが、どこかやさしい雰囲気を纏います。

その色合いが人肌に近いものを感じるからでしょうか。

 

石は壁だけでなく、道にも使われており、柔らかい性質のため表面が削られ艶がでるほどに。

明るい色に加えて、反射率の高さから街全体が本当に明るい。目が痛くなるくらい。

 

特に夕方の光は幻想的。

艶のある床面はきらきらと輝き、凪の水面をみるよう。

「これはすごい」と声がでました。

 

 

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奥野 崇

category : 建築をまなぶ旅(海外) | posted at 2019.6.2
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