「人との関わり合いを大切にしたい」
打ち合わせでの忘れられないお話し。
設計期間の途中、ご自身が大きな怪我をされ入院、リハビリの日々。
計画自体も中断を余儀なくされましたが、いつも朗らかでいらっしゃいました。
信頼関係とその責任。
設計、工事と、よいチームとほどよい緊張感に恵まれました。
いい空気感でした。
西条市氷見にて、工事を進めておりましたパン工房が無事お引き渡しです。
建築という内部空間の次は、引き続きお庭という外部空間を整えます。
通常、私たちの事務所は完成にあわせた内覧会は行いません。
住まいの設計がほとんどの私たち。
住宅の場合、内覧会の意図が、
そこに住まう建主さんのためではなく、つくり手側の都合にある気がするから。
こちらの工房はパンのお教室がメインでの運営となります。
「お世話になっている生徒さんやご友人にお披露目をしたい」
との建主さんの声には、もちろん、とお答え致しました。
7月の上旬のころ、
一般の方にもひろく見て頂ける内覧会を行う予定。
詳細はまた改めてお知らせ致します。
keep smiling!
奥野 崇
桑原の家、晴れの良き日に地鎮祭。
建主さんの気持ちの良い挨拶が、心に残りました。
ひとつひとつの積み上げを大切にします。
keep smiling!
奥野 崇
山の色があざやかになりはじめました。
晴れの良き日に、今治小泉の家が無事棟上げ。
子育てをひと段落、ご夫婦のこれからを考えた平屋の住まいです。
リビングに造り付けるソファの窓越に、遠く稜線を取り込みます。
豊かな日常を。
keep smiling!
奥野 崇
今治小泉の家。
しんと冷たい空気の中、めでたく地鎮祭の日を迎えました。
地元の神主さん、ゆっくり丁寧に祝詞奏上。
改めて言葉のひとつひとつを確かめ、気が引き締まる思い。
いつもいつも、信頼を寄せてくださいました建主さんご夫婦。
阿吽の呼吸のお二方との打ち合わせは、なんだかふっくらした気持ちになりました。
子育てを終えられ、これからの暮らしを考えた平屋の終の棲家です。
keep smiling!
奥野 崇
広島県廿日市市にて進めております、大野妹背の家。
打ち合わせを重ねてきましたが、暖かい冬の日に無事棟上げとなりました。
化粧仕事が多い現場ですが、コチコチと。
ほぼ平屋の終の住処。
レベル差の解消など、今後の事も考慮しながらも
間延びしない落ち着いた空間をつくろう。
木々にうもれるように佇む姿をおもいます。
keep smiling!
奥野 崇
西条市氷見にて、パン工房をつくっています。
天気に恵まれ、先日棟上げを終えました。
通りに対して、閉じすぎず開きすぎず。
ほどよく囲まれた小庭と室内が繋がるように。
土庇の下にはちょこんと座れるベンチも設けます。
古くからの集落のなかにつくる建築。
黒く仕上げる予定の板壁は、周辺の文脈を引き継いだものです。
keep smiling!
奥野 崇
着々と工事が進みます、ブドウ棚のある家。
主な居室である、
リビングやキッチン、ライブラリーの外には大きなガラスの庇があります。
この下で、建主さんの趣味であるブドウを栽培するという仕掛け。
ブドウの土はコンテナへいれて自動散水装置で管理しますから、
土間へは防水・排水処理を行っており、最後にウッドデッキを施し室内とフラットに繋がります。
もうひとつの工夫は網戸の位置。
ガラス戸は写真左の内外境界へ、ロールアップ網戸は写真右の白い柱へ。
建具と網戸の間に空間があるということ。
つまりブドウ棚の下は、外なんだけれど虫は寄ってこない、
内と外の間のようなスペースになります。
数年、シンガポールで生活されていた建主さん。その時の経験談がヒントになっています。
ゆらゆら揺れるブドウ棚の下、こもれびのなか午睡の時間。
そんなひとときを思いながら設計しました。
keep smiling!
奥野 崇
昨年末に母屋の引き渡しを終えましたが、お茶室の工事は続きます。
海にほど近く潮の香りがする敷地のため、屋根はステンレス鋼板にて。
内部の大工工事も着々と。
今回は裏千家のお茶室。大水屋としています。
障子が打たれるのがたのしみ。
暖かくなる頃には、お披露目となりましょうか。
keep smiling!
奥野 崇
約1年の工期を経て、多度津の家・母屋棟の引き渡しとなりました。
瓦屋根のしっかりした姿で、
座敷と庭の一体化、畳敷の廊下による落ち着き、
和の建築と洋の家具の取り合わせ、雪見障子や経木簾による明るさや見え方の変化をつくる。
最後まで熱心に取り組んでくださった若いチーム。
思い出の多い現場となりました。
引き続いては、茶室棟の工事、造園工事。
お庭は主庭、表庭、茶庭と趣きを変えながらの作庭となります。
茶室棟は来年早々、造園工事は春頃を目処に。
とにもかくにも、ひと段落です。
keep smiling!
奥野 崇
引渡しから二ヶ月を経た、西条の家。
秋空の下、本日撮影を行いました。
撮影開始前の朝の時間。
建物の中から聞こえてくるお子さんの笑い声や、掃除機の音。
工事中、ガランと静かな物だった建物が、
人がはいり、暮らしが始まって、すっかり家族の住まいへと。
気のせいか、
空間も少し表情が和らいで、あたたかくなったよう。
keep similing!
奥野 崇