季節手帖

曼珠沙華

お彼岸の頃に花をつけるので、彼岸花。

別名で曼珠沙華(マンジュシャゲ)とも呼ばれます。

その呼び名の由来は、サンスクリット語の音写を元にした仏典からなんだそう。

 

ご先祖への感謝はもちろん、

自然や植物に対しても慈しみの心をもって接したいものです。

 

 

keep smiling!

奥野 崇

category : 季節手帖 | posted at 2021.9.21

野分(のわき)

日本列島の西に停滞する台風の影響で

今週は、ぐずついた天気が続くよう。

予定していた撮影も泣く泣く順延となりましたとさ。

 

昔は台風のことを「野分」といいました。

野の草を分けるように吹く強い風、という様子を言い表したものです。

日本で台風という呼称と表記が定まったのは、1956年(昭和31年)のことだったとか。

なんとも割と最近の事なんですねぇ。

 

折角なら、ふうっと強い風で災いも吹き飛ばしてほしいものです。

 

 

keep smiling!

奥野 崇

category : 季節手帖 | posted at 2021.9.13

日輪草

夏を象徴する花、

向日葵(ひまわり)の異名は、日輪草(にちりんそう)。

 

"日輪"とは太陽のことです。

英語でもサンフラワー(Sunflower)

フランス語でもソレイユ(Soleil:太陽)。

 

日毎に強さを増す、夏の日差し。

青く深い空を背景に、

きらきら光るその姿は

まさに太陽の花、そのものです。

 

 

keep smiling!

奥野 崇

category : 季節手帖 | posted at 2021.8.1

蝸牛(かたつむり)

でんでん虫、舞々、かたつむり、つぶりなど

多くの異名をもつ蝸牛。

 

古くから子供達に親しまれており

民俗学者である柳田國男は、

方言の好例として日本全国の呼び名を調査したほど。

 

梅雨の代名詞ともいえる存在。

孵化したばかりの、かわいらしい季節です

 

 

keep smiling!

奥野 崇

category : 季節手帖 | posted at 2021.6.14

満天星 / ドウダンツツジ

ちょうど花の頃のドウダンツツジ。

「満天星」を名に充てて付けるのは、

中国の故事によるものです。

 

老子が誤ってこぼした霊水が

この木に落ちて壷状の玉になり、

満天の星のように輝いたとされる伝説が由縁なんだそう。

 

さらさら揺れる新緑の葉に

無数に散らばる小さな白い花。

晩春の晴天の下

かわいらしい星たちは、

今日もさわやかに輝いていますとも。

 

 

keep smiling!

奥野 崇

category : 季節手帖 | posted at 2021.4.25

春の気配

松山に菜の花の季節がやってきました。

気付けば、もうこんなにも。

 

緑の背景の上に

鮮やかな黄が点描のようにひろがります。

 

群生すれば辺りは少し明るくなったよう。

春のおとずれ。

 

 

keep smiling!

奥野 崇

category : 季節手帖 | posted at 2021.3.14

立春大吉

二十四節気、最初の節気である立春。

決まり事や季節の節目も、この日を起点に数えられていきます。

 

立春の早朝、

禅寺では入口に「立春大吉」と書いた紙札を貼る習慣があります。

これらの文字を縦書きにすると

左右対称で縁起が良く一年間災難にあわないという、おまじないのため。

 

医療関係はもとより

飲食業や観光業に携わる方々をはじめ

特に厳しい日々が続いております。

 

どうか多くの方々に御利益がありますように。

 

 

keep smiling!

奥野 崇

category : 季節手帖 | posted at 2021.2.3

想紅(おもいくれない)

新潟県の十日町織物工業協働組合が

日本の伝統色をベースに制定した、1月の誕生色の名称です。

基となったのは、椿の深い紅。

椿は、古くから人々に愛されてきた日本を代表する花のひとつ。

18世紀にヨーロッパに渡ると、

端正な美しさから”日本の薔薇”と呼ばれ親しまれました。

「椿姫」の主人公マルグリットのように、

コサージュにするのが流行りだったんだとか。

 

冬の寒さの中に、凛として咲く深紅の花。

”控えめなすばらしさ”という花言葉のとおり、

寡黙なその姿に心惹かれます。

 

 

keep smiling!

奥野 崇

category : 季節手帖 | posted at 2021.1.17

令和三年 辛丑

新春の言祝ぎを謹んで申し上げます

 

善きことが穏やかに続く。

そんな日々の再来を、

心よりお祈り申し上げます。

 

 

奥野崇 建築設計事務所

category : お知らせ | posted at 2021.1.1

悲喜交々(ひきこもごも)

「交々」は、もともと「此も此も」が語源だそうで

「これもこれも、かわるがわる、次々に」という意味があります。

 

悲喜交々、過ぎ去った一年。

本当にいろんなことがありましたが、残すはあと二日。

 

闇があるからこそ、光は感じられるもの。

悲しみがあるからこその喜びなのかもしれません。

それでも人は喜びをもとめて、それを分かち合いたいと生きていく。

 

新たな一年が、皆様にとって輝かしいものとなりますように。

 

 

keep smiling!

奥野 崇

 

 

 

年末年始の休業日のお知らせ

12月30日(水)〜1月3日(日)

 

 

 

category : お知らせ | posted at 2020.12.30
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