でんでん虫、舞々、かたつむり、つぶりなど
多くの異名をもつ蝸牛。
古くから子供達に親しまれており
民俗学者である柳田國男は、
方言の好例として日本全国の呼び名を調査したほど。
梅雨の代名詞ともいえる存在。
孵化したばかりの、かわいらしい季節です
keep smiling!
奥野 崇
ちょうど花の頃のドウダンツツジ。
「満天星」を名に充てて付けるのは、
中国の故事によるものです。
老子が誤ってこぼした霊水が
この木に落ちて壷状の玉になり、
満天の星のように輝いたとされる伝説が由縁なんだそう。
さらさら揺れる新緑の葉に
無数に散らばる小さな白い花。
晩春の晴天の下
かわいらしい星たちは、
今日もさわやかに輝いていますとも。
keep smiling!
奥野 崇
松山に菜の花の季節がやってきました。
気付けば、もうこんなにも。
緑の背景の上に
鮮やかな黄が点描のようにひろがります。
群生すれば辺りは少し明るくなったよう。
春のおとずれ。
keep smiling!
奥野 崇
二十四節気、最初の節気である立春。
決まり事や季節の節目も、この日を起点に数えられていきます。
立春の早朝、
禅寺では入口に「立春大吉」と書いた紙札を貼る習慣があります。
これらの文字を縦書きにすると
左右対称で縁起が良く一年間災難にあわないという、おまじないのため。
医療関係はもとより
飲食業や観光業に携わる方々をはじめ
特に厳しい日々が続いております。
どうか多くの方々に御利益がありますように。
keep smiling!
奥野 崇
新潟県の十日町織物工業協働組合が
日本の伝統色をベースに制定した、1月の誕生色の名称です。
基となったのは、椿の深い紅。
椿は、古くから人々に愛されてきた日本を代表する花のひとつ。
18世紀にヨーロッパに渡ると、
端正な美しさから”日本の薔薇”と呼ばれ親しまれました。
「椿姫」の主人公マルグリットのように、
コサージュにするのが流行りだったんだとか。
冬の寒さの中に、凛として咲く深紅の花。
”控えめなすばらしさ”という花言葉のとおり、
寡黙なその姿に心惹かれます。
keep smiling!
奥野 崇
新春の言祝ぎを謹んで申し上げます
善きことが穏やかに続く。
そんな日々の再来を、
心よりお祈り申し上げます。
奥野崇 建築設計事務所
「交々」は、もともと「此も此も」が語源だそうで
「これもこれも、かわるがわる、次々に」という意味があります。
悲喜交々、過ぎ去った一年。
本当にいろんなことがありましたが、残すはあと二日。
闇があるからこそ、光は感じられるもの。
悲しみがあるからこその喜びなのかもしれません。
それでも人は喜びをもとめて、それを分かち合いたいと生きていく。
新たな一年が、皆様にとって輝かしいものとなりますように。
keep smiling!
奥野 崇
年末年始の休業日のお知らせ
12月30日(水)〜1月3日(日)
「冬至、冬中、冬始め」ということわざがあります。
暦の上では冬のまん中ですが、
本格的な寒さはまだこれから、という意味。
来るべき厳しい寒さに備えるために、
冬至に行われる風習はあるといえるかもしれません。
柚子湯は、ひび割れやあかぎれを治し
血行を促して冷えを緩和するんだとか。
冬至の日に入ると、風邪をひかずに冬を越せるとはよく聞く話。
なにより、気持ちのいい爽やかな香りが
心もリラックスさせてくれますものね。
keep smiling!
奥野 崇
冬の夜空を代表する星座といえば、オリオン座ではないでしょうか。
西洋ではギリシャ神話にでてくる狩人オリオンとして知られていますが
中国では白虎、インドでは鹿、とも見られているそう。
日本においては
外側の4つの明るい星が中ほどの3つの星を取り囲んでいる様子から
「鼓星(つづみぼし)」と呼びました。
星のそれぞれは
左上の赤く光る星ベテルギウスを「平家星」
右下の青白く輝くリゲルを「源氏星」と呼び、
平家の赤旗と、源氏の白旗に見立てたのです。
吐いた息をも白く光らせる冬の夜。
先人たちは、しんと静かな夜空の中に
ほんのかすかな鼓の音を聞いたのかもしれません。
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奥野 崇
同じ頃に、同じ場所で、同じ景色を。
変わったものと変わらないものを確かめるように。
keep smiling!
奥野 崇