エルサレム。
永く、深く、そして複雑な過去と今を抱える街。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地が、小さな旧市街の中で目と鼻の先で犇めき合っています。それぞれのルーツを辿れば近接の理由も理解できますが、ここがいかに特別な場所であったかが伺い知れます。
今回の旅では、特にユダヤ教とキリスト教の聖地を巡りました。(イスラム教の聖地、岩のドームは一部入場規制中)
「嘆きの壁」
かつてユダヤ教の神殿が建っており、ローマ軍に破壊されたのが西暦70年。
そのとき部分的に残ったのが神殿を囲む西側の外壁で、ユダヤ人の聖地となっています。
神と対話する信者達は、石の隙間に紙にかいたメッセージを差し込みます。
独特な格好をした男性は、ユダヤ教の戒律を守り生活をしている、正統派と呼ばれる人々。
「ヴィア・ドロローサと聖墳墓教会」
イエスが処刑まで一歩一歩進んだ足跡を追走するヴィア・ドロローサと、
それのクライマックスの舞台となった地にある聖墳墓教会。
教会の中には十字架をたてたとされる跡や、香油を注がれた石盤、イエスの墓などが今も残っています。
キリスト教においてとても重要な聖地。
歴史や宗教、人種など複雑で難しい問題を内包した街のなかで、
それはそれは、美しい光に出会いました。
keep smiling!
奥野 崇
約一週間のイスラエルの旅。
そこで見て感じた、気候風土や文化、宗教や歴史、そして人々。
一連を反芻するように、振り返ってみようと思う。
※写真:ユダヤ教の聖地、嘆きの壁
keep smiling!
奥野 崇
明日から約一週間、イスラエルへ。
エルサレム近郊で計画中の住宅打合せにあわせて、宗教建築を見て廻ります。
奥野からの返信には、少しお時間を頂く場合があります。
もしお急ぎの場合は事務所まで連絡をお願いできれば、スタッフにて対応させて頂きます。
誠に勝手ながら、ご理解、ご容赦の程宜しくお願い致します。
奥野崇 建築設計事務所
週末土曜の夜は、つのだたかしさんのリュート演奏会へ。
ギャラリーリブアートでの染色家・望月通陽さんの個展にあわせて企画されたもの。
望月さんの作品の中でも一番の思い出は、小屋場只只さんでのこと。
部屋の片隅にかけられた陶板。それに描かれた絵に、一瞬で虜となったのでした。
後から聞くとそれは内田鋼一さんとの合作だったとか、なかったとか。
望月さんの作品に、時空をこえて、神話やおとぎ話の世界を見たような気がするのは私だけでしょうか。
つのださんのリュートの音色も素敵で。
主に16〜17世紀の楽曲と共に、ユーモアに溢れたお話。
望月さんの作品ともぴったりで、共演しているようにすら感じました。
氏の人間的魅力が滲み出る、こぢんまりとした心地よく幸せな演奏会。
会場には建築家の中村好文さんのお姿も。
聞けばお二方とはもう随分長いお付き合いなんだとか。
納得。どおりで、皆さん空気感が似てらっしゃいます。
人生初?のサインを望月さんから頂きました。
嬉々として踊るような文字のならび。
じんわりあったかい夜の時間でした。
keep smiling!
奥野 崇