北欧建築の旅5 復活の礼拝堂

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フィンランドの西の古都、トゥルクにある復活の礼拝堂。
1941年竣工、エリック・ブリュッグマン設計。
入った瞬間、神聖な空気が流れることを感じてしまう、特別な空間。
 
汎ヨーロッパ的な意味合いを持つ古典主義に対して、
民族や国家などのアイデンティティを重要視し、より地域性や固有の職人技術を主張する
ナショナルロマンティシズムの頂点にあると称される建築です。
 
片側から光が差し込む、非対称な空間の絶妙な明るさ感。
設計者自身も戦争により、友人を亡くした中での設計作業だったとのこと。
深い悲しみの上に、静かなる生きる力を
やさしくやさしく与えてくれるような柔らかさ。
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細部には丁寧な職人仕事。
つくる作業そのものが、亡き人への想いを込めるようなものだったのだろう。
 
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スケッチをしながら平面の微妙な変形に気付きます。
建築に込める哲学や想いを生み出す詩的思考と
それを表現する具体的な設計技術や寸法センス。
その両輪の実現により、人の心をつかむ建築となりうる。
 
keep smiling!
奥野 崇
 

category : 建築をまなぶ旅(海外) | posted at 2016.5.26
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