光林寺五重位牌堂、着工

img_4791%e3%81%ae%e3%82%b3%e3%83%94%e3%83%bc
昨晩の豪雨の影響もなく
穏やかに地鎮祭を迎えました。
今治市玉川町にある真言宗 光林寺さんにて
五重位牌堂の工事開始となります。
img_4810
約1300年の歴史を誇る、由緒ある寺院での
位牌堂をつくる、という現代的な課題。
敷地内の伝統的な木造建築物のなか、どうあるべきか。
おおきすぎる課題でした。
 
 
img_8940
寺院施設の一連の再計画における第一歩となるこの建物で取り組むのは
現代の素材を使って、これからの寺院をつくる、ということ。
 
img_4732
鉄骨造でつくられる本体に
袴のように約800本の桧の化粧垂木を掛けわたし
ランダムにガラスを嵌め込みます。
訪れた方々が気持ちを静められる、光の回廊をつくる。
その光の色は周囲にある木々によって
一年の中で変化していきます。
山の中にある寺院において、自然の移ろいを感じられるように。
 
また、袴部分は鉄骨の本体部分を守る役割も担います。
時に強風雨もふきあれる敷地。
鉄骨部分の外壁の止水能力にたよらない、長持ちする建物とするために
部材や屋根葺材の取り替え可能な袴部分は重要です。
 
想像できないほどの歴史ある寺院を
これからの世代に引き継いでいく。
現代の寺院をつくる。
大きなテーマですが、ひとつひとつ納めていきます。
2017年5月竣工予定。
 
WORKSへ追加しました。
真言宗光林寺 五重位牌堂
 
 
keep smiling!
奥野 崇
 
 

category : 現場進捗 | posted at 2016.9.28
2016年9月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  

アーカイブ

ブログ内検索

089-968-2887info@okunotakashi.jpcontact
PAGE TOP
奥野崇建築設計事務所 公式インスタグラム