建築をまなぶ旅(日本)

as it is

古道具坂田において

独自の審美眼で知られた

坂田和實さんの私設美術館。

 

museum as it is

 

最後の催しへとお邪魔してきました。

(九月をもって閉館されるとのこと)

雨上がりのしっとりした朝。

 

as it is = 儘

という名のとおり、

変わらない閑かな空間と時間が、そこにはありました。

 

 

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奥野 崇

category : 建築をまなぶ旅(日本) | posted at 2021.7.12

美意識の結晶

いつかのこと。

老舗漬物店が運営する宿泊施設です。

 

Bijuu

 

柳原照弘さんの美意識が具現化されたもの。

何度見直しても、見惚れる空間。

 

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奥野 崇

category : 建築をまなぶ旅(日本) | posted at 2021.5.25

鹿児島でのこと

見てみたい場所

体験したい建築

触れてみたい哲学

 

縁が重なり、今こそ行かねばと。

地元道後での宿泊施設計画の視察もかねて巡ります。

 

霧島神宮

 

三の鳥居から本殿に至るシークエンス。

広ー狭、明ー暗へのワイドレンジな往来が用意されており、

連動する気持ちの変化に気付きます。

先人達と、今を生きる私達との

空間を媒体とした感覚の共有をみたかのよう。

 

 

ある町医者の記念館

南の家

 

堀部さん最初の作品で、

町の人々に尽くした産婦人科医の記念館と、その親族の住まい。

 

記念館では

出会った地元の方々が、たくさんの思い出を聞かせて下さいました。

光と影のみのシンプルな空間の中に

実際に使われた家具を並べるだけ。

それぞれの脳裏にある、あの日の光景を喚起させます。

 

南の家は、

静けさを内包する不思議な空間。

約25年前から今に至るまで、

ずっとずっと取り組んでこられた原点を見た気がします。

 

 

知覧武家屋敷群

龍門司焼窯元

 

中国・琉球と薩摩との相関が見て取れます。

ヒンプンに似た囲い、石敢當まであるとは驚きました。

その影響は普段使いの器にまで見られ、

やちむんと、庶民と共にあったといわれる龍門司焼との共通点も無視はできません。

 

 

忘れの里 雅叙園

 

今ではそう珍しくないようになりましたが、分棟型・内風呂付き客室の草分け的存在です。

行ってはじめて分かったのは、

恵まれた立地ではなかったのだ、ということ。

温泉はあるけれど、眺望のない敷地。

 

外にないなら、内につくればいい。

シンボルとなる薩摩鶏と共に、

集落に滞在するかのような感覚は、アマンダリでの体験に近い。

 

 

天空の森

 

雅叙園を創り出した田島健夫さんの次なるプロジェクトです。

10年をかけて竹山を開墾、

大変な労苦の上に、人の居場所を見出します。

ひとつの丘に、ひとつの小屋を。

 

"リゾートとは人間性回復産業"

"静かな非常識"

とは、氏の言葉です。

 

心地よさとは何なのか。

その壮大なロケーションとは裏腹に、

静かに内面に問いかけることになります。

 

 

 

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奥野 崇

category : 建築をまなぶ旅(日本) | posted at 2021.4.4

四国行脚

三日間の行脚の旅、四国をめぐる。

 

香川県三野町

寺院の計画は、檀家さんからなる委員会からの承認を得ました。

5月の連休明けには着工の運びとなります。

いよいよ、です。

 

徳島県海陽町

陶芸家のアトリエへと改修を行なっています。

墨入りモルタルの塗り付け作業を脇にみながら、現場での調整を重ねました。

 

高知県吉良川町

土佐備長炭の製造で栄えた在郷町です。(重要伝統的建造物群保存地区)

台風の通過地域でみられる「水切瓦」「いしぐろ(防風用の石塀)」を視察。

 

宿泊した、古民家の宿 蔵空間蔵宿では

運営されている素敵なご夫婦との出会いがありました。

20年前から取り組まれてきた古民家の宿には

愛情とセンスが溢れています。

古民家利用の宿において、過去一番の感動を覚えました。

 

愛媛県松山市

藤原町にて、木のクリニックが竣工。無事引き渡しを終えました。

地域に根付いた、落ち着ける居場所をつくろう。

5月にはクリニック主催の内覧会の予定です。

 

みかんの花クリニック 糖尿病・内分泌・代謝内科

 

 

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奥野 崇

category : 建築をまなぶ旅(日本) | posted at 2021.3.25

萌芽

信頼できる人と

モノを考えられる幸せな時間。

 

それぞれを尊重しあい

感覚を共有すること。

 

ここからプロジェクトが始まる、と思えた

大三島の午後。

 

 

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奥野 崇

category : 建築をまなぶ旅(日本) | posted at 2021.3.21

ゼロ・ウェイスト宣言の町

昨年末のこと。

人口1500人あまりの小さな町、徳島県上勝町へ。

上勝町は、2003年に日本ではじめて「ゼロ・ウェイスト宣言」を採択。

"排出ゴミを可能な限り減らした上で、リサイクル率を高め、廃棄物処理されるゴミをゼロにすること"を目指すものです。

 

上勝町の取り組みにおいて特徴的なものとして

1, 町にゴミ収集車がないこと

→ゴミは自分達でもっていく

2, ゴミは45分別

→それぞれの処理に必要な費用を見える化

3, 生ゴミ堆肥化100%

→各家庭にあるコンポストで処理

 

今回は、活動の中心であるゼロ・ウェイストセンター脇に新たにできた

宿泊体験施設「HOTEL WHY」にお世話になりました。

あくまで"体験"のため、宿泊者も町の人と同じように分別やゴミ出しを求められます。

既に完成しているブリュワリー建設の経緯、

時の町長であった笠松さんや関係者の踏ん張りなど

上勝出身の方からのお話しに胸が熱くなりました。

 

WHY do you buy it?

WHY do you throw it away?

なぜそれを買うのか?

なぜそれを捨てるのか?

私たち消費者は問いかけられます。

 

WHY do you produce it?

WHY do you sell it?

なぜそれを作るのか ?

なぜそれを売るのか?

私たち生産者は問いかけられます。

 

上勝町ゼロ・ウェイストセンターでは、

WHYという疑問符を持って生産者と消費者が日々のごみから学び合い、ごみのない社会を目指します。

(上勝町ゼロ・ウェイストセンターHPより)

 

 

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奥野 崇

category : 建築をまなぶ旅(日本) | posted at 2021.1.24

高山〜美濃〜豊田

先日の事。

名古屋の家、打合せ後

レンタカーにて数日をかけて足を延ばしました。

 

 

高山の町並

起源は奈良時代にも及ぶ

飛騨の匠による精巧な仕事を見てまわる。

人の息づかいが聞こえてきそうな距離感。

そのスケール感が興味深い。

 

 

フィンユール邸(キタニ)

デンマークはオードロップゴーにある住宅の

建設当時の図面に忠実につくられたもの。

テントの下にいるような住まいにしたい、と氏は語ったそう。

細やかなディティールの積み重ねによる、あたたかい住まいでした。

 

 

飛騨の里

庄川流域にみられる、

合掌造りの古い民家の姿が見られます。

 

 

瞑想の森(伊東 豊雄)

 

 

みんなの森 ぎふメディアコスモス(伊東 豊雄)

誰もが自由に使える公園のような図書館。

グローブと名付けられたドームの下が、人の居場所になっています。

 

 

加藤栄三・東一記念美術館(吉村 順三)

 

 

旧今井家住宅

 

 

愛知県緑化センター(瀧 光夫)

内と外との境界が曖昧で、新鮮な空間体験。

ここではたくさんのスケッチをしました。

 

 

愛知県立芸術大学(吉村 順三、奥村昭雄)

あくまでも人の大きさを基準に、綿密に丁寧につくられた建築群。

使う人への眼差しが、やさしさに満ちています。

 

 

豊田市美術館(谷口 吉生)

 

 

童子苑・豊祥庵(谷口 吉生)

線の数を減らす。

可能な限り部材数を少なくした、新しい感覚の茶室です。

 

 

 

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奥野 崇

category : 建築をまなぶ旅(日本) | posted at 2020.12.14

NAGARE STUDIO

庵治半島の東側にそれはあります。

彫刻家である流政之氏の製作拠点のひとつであったアトリエを

没後、美術館として公開されたのが2019年のこと。

氏の作品展示はもちろん、

1966年の庵治アトリエ設立から、50年をかけて増築・改築を繰り返した建築や庭園も大きな見所です。

敷地面積は約5,900坪、建物面積は約120坪。

ジャングルのような広大な敷地を、徐々に徐々に開拓していったのだそう。

 

「初日はまずブルドーザーをレンタルしてね、、、」

と、エピソードをお話ししてくださったのは

当初から亡くなるまでの製作メンバーだった、ヒデさん。

作品製作と並行して、常にどこかは工事中で、

ふと思いついては、こうしよう。ああしよう。の繰り返しだったそう。

 

壁を建てては壊す、を繰り返したのは

メキシコの建築家、ルイス・バラガン晩年のエピソード。

頭をよぎりました。

 

どこかアジア的でもあり、どこか欧米的でもあり。

多種多様なものが混在する、独特な空気感。

 

「作品に直接ふれてみてください」

彫刻は見るものでもあり、感じるものでもある、とのこと。

 

 

彫刻・建物・庭園・風景・自然・人

全てが平等でフラットな関係。

流氏と彼を支えたメンバーの生きた足跡を辿るような体験でした。

 

 

NAGARE STUDIO / 流政之美術館

 

 

 

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奥野 崇

category : 建築をまなぶ旅(日本) | posted at 2020.8.2

讃岐緑想

先の週末は、香川県三豊市へ。

向かったのは、堀部安嗣さん設計の住宅、讃岐緑想。

西讃を代表する工務店である、菅組さんのモデルハウスです。

民泊として一棟貸しされている、とのことで

なかば勢いで予約をお願いしました。

 

 

堀部さんのことを知ったのは、2004年発刊の建築専門誌「ディテール冬季号」

建築家の 故 永田昌民さん、横内敏人さんとの対談と

それぞれがつくられた建築の紹介というものでした。

 

僕は、当時20代前半で建築設計の実務についた頃。

その言葉と建築作品に心打たれ、

何度も何度も読み込んだことを覚えています。

 

対談からの抜粋

"主観性というのは、勝手気ままにやるというのではなくて、経験に裏打ちされた、自分の体に肉体化されている感覚に正直につくる、そういう主観性だと思いますが、そういった設計思想でつくられたものは非常に安心感がある。(中略)記憶というものの継承をちゃんと考えていらっしゃるのではないか (中略)土地がもっていた記憶をどう継承していくか、周辺の風景と断絶しないでどう将来へつなげていくか、あるいは永田さん、横内さんの出会ったものを次に伝えていく。主観性を通して記憶というものの継承を大事にしていらっしゃるんじゃないか"

 

 

実際の建築を一日体験してみて。

十分に煎じ詰められた全体と部分、椅子に腰掛けた時に感じるフィット感。

それはまるで、大きな家具のような住まいでした。

 

ほぼ30坪と、決して大きくないその建築には、

居心地の良さを追い求めた多くの先人たちの面影と、

堀部さん自身の経験に基づく揺るぎない価値観とが在りました。

 

 

讃岐緑想

 

 

 

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奥野 崇

category : 建築をまなぶ旅(日本) | posted at 2020.7.20

伊勢の神宮

雨の早朝から内宮へ。

地球の息吹と、自然の循環。

その大いなる流れと共に、人の営為はありました。

 

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奥野 崇

category : 建築をまなぶ旅(日本) | posted at 2020.1.28
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