
月に一度だけ開店する、アポイント制の「喫茶 穀雨」。
事務所のギャラリースペースをしつらえ、
拙いながらも、私たちの美意識と価値観を表現する場所です。
空間と調度品の調律はもちろん、
背景に流れる音楽。
産地から厳選した日本茶とオリジナルの野草茶、
季節と自然を慈しむ菓子と器。
(写真は9月の席のもの:かぼちゃのおしるこ、道明寺、レモングラノーラ、レモンの若葉)
菓子:喫茶穀雨
器:小林耶摩人
すぐそこの畑で、さっき採れた食材を用いて、今の季節を愉しむ。
空間づくりの枠を超えて、一期一会の時間をデザインする。
10月の席のご案内をはじめています。
秋が深まる里山風景の中、お待ちしております。
喫茶 穀雨
奥野崇建築設計事務所

二十四節気のひとつ、穀雨の頃となりました。
この穀雨とは、"百穀を潤す春に降る雨"という意味の百穀春雨からきています。
この時期の雨は、穀物が健やかに生育するために欠かすことのできない、まさに恵みの雨なのです。
人の営為と自然が調和をなす里山地域で、
暮らすように働くをテーマに、築35年の民家をリノベーションした私たちのオフィス。
多くの歩き遍路さんを見送りながら、移転からはや一年を迎えました。
この度、オフィスに併設したギャラリースペースにて、月一回日曜にだけ開店する、「穀雨」と名付けた喫茶をはじめます。
土地に敬意をはらい、慈しむこと。
それらをしずかに包み込む、空間と時間をしつらえること。
住まいの空間づくりに関わってきた私たちが提案する、お茶と野菓子、季節と自然をゆっくり愉しむところです。
※しばらくは不定期での開店となります。日程は上記SNSのみでお知らせ致します。
※使用する水は、当日の朝汲み上げた湧水です。鉄瓶で沸かすその音も良いものです。時間には余裕をもってお越しくださいませ。
※当面は、日本茶と季節の野菓子のセットのみとなります。
拙いながらも、私たちの美意識と価値観を表現する場所になればなと。
里山の移り行く季節・自然の中、お待ちしております。
奥野 崇