去る10月11日に、山口県の宇部にて行われた
木の建築賞の公開プレゼンテーションにいってきました。
以前のブログ でも紹介しましたとおり
60を超える応募の中から「長浜の家」が上位20選に選ばれたためです。
諸先生に囲まれてのプレゼンで
「緊張してます」の第一声ではじめた私の時間でしたが
木造建築へのまなざし、
住まいを設計する際の決め事、
住まいづくり=繋がりづくり、といった自分の想いを説明させて頂きました。
質疑応答の際には委員の先生から
素材の選定、使い方、
全体のバランスや完成度について、お褒めの言葉を頂きまして、
一次選考会では各作品の設計者名を伏せての審査であり、
「長浜の家」は老練な設計者を想像していたのだけれど、、、
とのエピソードも聞かせて下さいました。
帰りの便の関係で最後まで会場にいることができず
委員の先生皆様とゆっくりお話しできませんでしたが
横内敏人さん三澤文子さんから、
「続けていればまた会えますよ」と言って頂き、
自分の仕事は全国に繋がっているんだなと実感。
これからも四国を中心にしっかりと、
木の建築の更なる高みを目指していこうと、強く想うのでした。
keep smiling!
奥野 崇
第10回木の建築賞
選考委員長 | |
泉幸甫 | 泉幸甫建築研究所・日本大学 教授 |
選考委員 | |
安藤邦廣 | 里山建築研究所 主宰・筑波大学 名誉教授 |
池田昌弘 | (株)Masahiro Ikeda School of Architecture 主宰 |
杉本洋文 | (株)計画・環境建築代表取締役・東海大学 教授 |
中谷正人 | 中谷ネットワークス 主宰・千葉大学 非常勤講師・千葉大学 特任研究員 |
速水亨 | 速水林業代表・(社)日本林業経営者協会 顧問 |
播繁 | 播設計室 代表 |
松井郁夫 | (株)松井郁夫建築設計事務所 所長 |
三澤文子 | MSD代表・京都造形芸術大学通信大学院 教授 |
南雄三 | 住宅技術 評論家 |
安井昇 | 桜設計集団一級建築士事務 代表 |
横内敏人 | (有)横内敏人建築設計事務所所長・京都造形芸術大学 教授 |
客員選考委員 | |
内田文雄 | 株式会社龍環境計画代表・山口大学大学院 教授 |
金子敦子 | 金子工務店 専務取締役・山口芸術短期大学 非常勤講師 |
先の週末に行われた、長浜の家での酒陶会。
約30名程の参加で、
こんなにも多くの方がここのお家に入っている様子をみて、なんだか感動。
「多くの家族、友人が集まる家にしたい」
いつか奥様が言われていたことを、思い出しました。
地域での祭事や、寄りあいが減っていき、人との繋がりが薄れているような気がする現代において
日常の暮らしを支えるのはもちろん
気の知れた仲間が集りたくなる場所が用意できたならば、とても嬉しいこと。
「繋がり」とはこのところのキーワードの気がします。
新しい出会いもありました。
それぞれの道を本気で進まれている方々です。
企画:酒乃さわだ、澤田 典康さん。
星月夜の大原めぐみさん。
酒蔵:内子の酒六酒蔵、武知 直之さん。
酒器:スギウラ工房 杉浦 史典さん、杉浦 綾さん。
自分の道をしっかりと、じっくりと。
keep smiling!
奥野 崇
新穀が収穫されて新酒が醸される月である酉の月。
日本酒を文化的視点で見つめ直し、より深く知り、大切に呑み継いでいこうという趣旨と目的をもつ、
「酒陶会」という取り組みのお誘いが届きました。
というのも、今年は 長浜の家 にて取り行われるとのこと。
個人宅での催し、粋ですね。
内子の酒蔵さん、
今回のお酒にあわせて焼いた酒器を用意される砥部の陶芸家さん、
お料理を用意くださる大洲の板前さんと
こだわりの方々を交えての愉しい会になりそうです。
keep smiling!
奥野 崇
和の住宅を特集した建築誌をパラパラめくっている中で
ふと目についた言葉。
「はったりのない美しさをめざしています」
はったりのない、とはなかなか深いなあ。
空間の在り方、素材そのもののこと、そしてそれらを調律する設計者自身のこと。
大きくみせるでもなく、小さくみせるでもなく
あるがままの中に見いだす美しさ。
揺るがない、一見弱いような強さ、をめざします。
keep smiling!
奥野 崇
「長浜の家」が
木の建築賞、上位20選に選ばれたとの連絡がありました。
10月11日には山口にて、審査員の方々を前にプレゼンテーションを行います。
泉幸甫さんを委員長として
横内敏人さん、三澤文子さんなど錚々たるメンバー。
―今、どのような木の建築をつくるのか―
日本の木の建築の重鎮を前に、
大きなテーマですが
想いを自分らしく伝えてこようと思います。
keep smiling!
奥野 崇
今年から日建学院にて、1級建築士の製図試験の講師をやっています。
人に「教える」ということは私にとって初めての経験。
今日までに4回の講義を終えましたが「教える」というのは
なかなかおもしろい事だなあと実感。
自分の中で何となくの感覚でやっていた私的なことを、
他人と共有できるところまで整理して、言葉にかえて伝える。
またそれを、リアルタイムに反応を見ながら
その場で順番を入れ替えたり、言葉を変えたりして臨機応変に対応していく。
私的な思考プロセスを客観視して、整理、言葉に翻訳して、より伝わるよう話す。
こんな感じです。実は私のほうがためになってたりして。。。
とにもかくにも、
10月の本試験での奥野クラスの全員の合格こそが目指す結果。
奥野クラスの皆様、絶対に頑張りましょう!
Keep smiling!
奥野 崇
愛媛経済レポートの記者、田中さんが
同誌の人物取材にと事務所にきてくださいました。
以前、notesの取り組みを取り上げて頂いたことをきっかけに
今回は私の来歴についてのことでした。
取材後、話題は田中さん自身のことへ。
自転車が好き、小説が好き、な氏は
自転車メーカーを経て、現職の記者になられたとのこと。
今でも自転車を組み立てる事もあり、4台を所有しているし
小説については「オタクなんです」と。
好きこそものの上手なれ、とはよくいったものですが、
「努力をしてきた」なんて感覚ではなく、
きっと「没頭してきた」んだろうなあ。
普通にやってれば気にならないような細かいところまで
どんどん掘り下げて、こだわってしまう。
それをやっているとき、はなしてくれるとき人はたいていキラキラしているもの。
どんな業界であれ、オタクな方にお会いすると嬉しくなります。
keep smiling!
奥野 崇
松山市内にて設計中の7戸のアパートメントの打合せの為、
双海の共栄木材さんへ。
素晴らしい環境の中にある仕事場。
自社で設計施工された工場が並び
木材の変色が周辺の景色となじみます。
木材加工の様子も見学させていただき
ネイキッドでカッコイイ建物。
打合せを終えた後、
「ここの絶景にお風呂をつくりたい!」との話しで盛り上がりました。
人工物のまったくない環境の中につくるお風呂ってどんながいいだろうね、と。
お風呂ときくだけでもってしまう、ある種の先入観ごと
一度考え直すところからはじめる必要がありそうです。
keep smiling!
奥野 崇
チェコ共和国のインターネット総合情報サイト Novinky.cz に
長浜の家の特集記事が掲載されました。
閲覧はコチラから。
このところ海外の編集者からの問い合わせが多く、ありがたいこと。
現在アメリカを拠点とする出版社から、2015年発売予定の書籍の掲載相談も頂いております。
グローバル時代だからこそ、和風という日本の建築に注目して頂けるのか。。。
これからも、自分達の見つめるものを大切に「本当」をつくっていきます。
keep smiling!
奥野 崇