私は、庭と一体となった建築の設計を好んで行います。
庭とのつながりをつくることは、気持ちが落ち着きますし、暮らしに潤いを与えてくれます。
一方で大きなガラス面は外気の影響を受けやすく、
室内の温環境に大きな影響を与えてしまいます。
その両立を、と
ガラス面の断熱性能を高める、
建具廻りの納まりの原寸図による指示、
ロールスクリーンや障子などの補助材の活用、などに配慮しています。
また、客観的な根拠を測定するべく
サーモカメラを導入して手法と効果の蓄積をしています。
冬の日差しの暖かさを再認識する写真。
客観的根拠、と同時に人の肌感覚、を忘れないように設計を行っています。
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奥野 崇
今週末、建築家の泉幸甫さん来松。
チルチン住宅建築賞における長浜の家の現地審査ため、です。
建築はもちろん図面もみてくださいました。
日本の木造建築の最前線でご活躍の方と直接お話しできる機会。
もっといい建築をつくるように、愛媛の街並みがもっと美しくなるように。
自分たちの想うことを積み上げていこう。
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奥野 崇
事務所の向かいにある神社の風景も変わることなく、
いくつかの仕事が無事竣工を迎え、
また、よき出会いに恵まれた年となりました。
本年も大変お世話になり、ありがとうございました。
どうぞよい年をお迎えくださいませ。
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奥野 崇
「5つ庭の平屋の家」こと
「長浜の家」が、
風土社チルチンびと主催の
住宅建築賞45才以下建築家部門の
最優秀賞を頂きました。
第4回チルチンびと住宅建築賞
主催:株式会社 風土社
審査委員長:泉 幸甫
審査委員:田中敏溥、大野正博、藤井 章、横内敏人、松本直子、水澤 悟、古泉 丞、植久哲男
余戸の家の現場にて。
土間サロンの床にはる鉄平石の現物確認を行いました。
目地の大きさを、
全体の割の良さと見え方の気持ち良さとのバランス調整。
ミリ単位での検討、調整の上「これだ」を見つけることができました。
12月にはいり、松山も夜は冷え込んできました。
そんな中、建主さんから暖かいアップルパイとミネストローネの差し入れ。
夕暮れをすぎても作業してくださっている職人さんと一緒に、本当に美味しかった。
お気持ちも本当に嬉しかった。
ありがとうございました。
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奥野 崇
「住まいや暮らしの哲学を磨く」
その一環として札幌に住宅見学に伺いました。
損得ではなく、善悪で物事を判断し、住宅をつくる。
断熱について高性能な住宅をつくりながらも、
その「実際」を、現場施工や地域性、肌感覚、地球環境への影響をひとつひとつ積みあげてこられた方。
その価値観の持ち方がストンと自分に入ってきて、ぜひみて体験してみたいとお願いした今回の視察。
教科書的な断熱性能の高い住宅のつくり方を前提に
北海道の気候風土への適用の仕方をお聞きしながら、
反面、四国周辺での健やかな建築をつくる注意点を再確認して、充実した旅となりました。
かわって週末は今治市でのきぬぼし歯科(住居併用)の上棟へ。
普段の住まいづくりとは少し異なる建築の性質。
医院長と打ち合わせを進めながら
診療方針や地元地域に対するまなざしを、建築に込めた設計になっています。
来年度の開院を目指して進んでまいります。
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奥野 崇
現在、多くの建主様から設計のご依頼を頂いております関係で、
お急ぎの場合、ご要望にお応えすることができない恐れがございます。
少人数で運営しておる事務所であり、
一軒一軒しっかりと仕事をしていきたい、と思っております。
つきましては、設計開始を少しお待ち頂くようお願いする場合がございます。
誠に勝手ではございますが、何卒ご理解いただけますよう、お願い申し上げます。
奥野崇 建築設計事務所
代表 奥野 崇
松山 柊の家 の木材が工場に揃ったとのことで
建主さんと、内子の西渕工務店さんへ。
取次にて使用する桜の上がり框と式台。
この寸法の桜の材料は、全国的に希少のため徳島にて買い付けてきて下さいました。
その他、杉・檜の化粧材を現物確認。
とても綺麗な材料を揃えてくださり、ありがたい限りです。
工場内では棟梁の中山さんが墨付け、仕口加工の最中。
ふわっと、木の香りが漂います。
自然素材での手仕事の家づくり、を大切にされている西渕工務店さん。
木材を目の前にしたときの
社長を始め、働かれている皆さんのいきいきとした様子が印象的で、
住まいづくりの哲学をしっかり共有されています。
住まい、とは 生き方、が表現されるもの。
様々な方のお力を借りながら、
建主さんの住まい=生き方に、私なりの想いを込めてまいりたいと思います。
keep smiling!
奥野 崇
秋空の下、余戸の家上棟の日を迎えました。
土間サロンのある、おおらかな平屋です。
隣接する既存住居裏のお茶室前にある沓脱石を、新しい住まいに移設。
想い出とともに。愛される建築を目指して。
keep smiling!
奥野 崇