リビングの目の前に大きなブドウ棚がある住まい。
陽に照らされた綺麗な葉裏の緑を眺めながら、午後のお昼寝を。
気持ちの良い住まいとなりそう。
建築と植物をより密接に、網戸位置設定を変更して室内空間の延長を図ります。
「ブドウ棚のある家」
着工の運びとなりました。
keep smiling!
奥野 崇
私のライフワークとなっている、建築を学ぶスケッチの旅。
旅の写真、スケッチ、それに文章を書き下ろしたnotes。
2016年12月以来の発行となった今号のテーマは「窓辺」。
−本文より−
世界の様々な建築や街を旅する中で
時がとまったような美しさにみとれてしまう、忘れられない窓辺があった。
その瞬間を集めてみようと思う。
個人でできる範囲をと、50部に限ってお渡しできるものをつくりました。
リンク先のフォームにてお気軽にお問い合わせ下さい。
追って郵送させて頂きます。(無料で差し上げています)
keep smiling!
奥野 崇
昨年9月に竣工致しました、
真言宗光林寺 位牌堂が
(社)照明学会の照明普及賞を受賞致しました。
平成29年 照明普及賞 受賞施設一覧
この場をかりまして、
皆様へのご報告と、関係者の皆様への御礼申し上げます。
keep smiling!
奥野 崇
造園関係の方とお話しをすると、はっとすることが多い。
彼らは、現に生きている植物を扱うことが多く、後の手入れまで一貫して手で触れて関わる。
その植生を無視した場合、目に見えて弱っていく。
永い永い時間の積み重ねによる、自然の摂理を重んじ、大切にすることが身についている。
一方、建築の世界はというと、
人間の欲求を満たすために、多くのことが人間側に引き寄せられているように思う。
商業的な面において他と差別化するために、自然の摂理を置き去りに、表面が優先されているように感じる。
建築に対しても、庭に対しても。
自分勝手な心地よさを実現しようとしていないか。
基本から外れていないか。
横柄にはなっていないか。
無理がなく、素直なものをつくりたいと思う。
keep smiling!
奥野 崇
ミシュランガイド広島・愛媛2018が発表されました。
広島は2回目、愛媛は初の選定だそうです。
嬉しいことに日頃よりお世話になっております、
・一品料理 おゝたきさん/愛媛県松山市
・庭園の宿 石亭さん/広島県廿日市市
・あなごめし うえのさん、他人吉さん/広島県廿日市市
が、選定されているよう。
すごい!本当におめでとうございます!
あわせて、前職のアトリエA&Aさん在籍時に関わらせて頂いた、
くるますしさんのお名前も。
こちらもおめでとうございます!
書籍販売に先駆けて
16日10時までと、期間を限定してwebにて無料公開されているようです。
ご興味あれば下記リンクからどうぞ。
https://clubmichelin.jp/guide/hiroshimaehime/
keep smiling!
奥野 崇
すっかり暖かくなり、外の明るさが増したような気がするこの頃。
この季節の楽しみ、植木祭りで買いこんでいた苗木を整理しました。
建物のエントランス部分は、南の陽があたらないものですから
ハイノキやアオダモを新たに加え、下草にはフッキソウとキチジョウソウを。
エレベーターを降りると目の前に。
初々しい黄緑色のそれらは、新たな季節の到来を喜んでいるように見えます。
keep smiling!
奥野 崇
気がつけば今年も桜の季節。
怒涛の三ヶ月でありましたが、実施図面も取りまとまって小休止です。
三月の上旬にみた建築で、印象的だったのでご紹介。
京都、清水五条にある河井寛次郎記念館。
民藝運動で中心的な存在であった氏は、
全国の民家を参考に、この建物を自宅として自身で設計をしています。
通り土間の入口部分。
時の重なりを感じます。
若くして一躍注目されたのち、
“自分の作品は衣装であり化粧であり、中身の体はどうしたのか、心がけはどうしたのか”と
作品づくりを中断し、暮らしに根ざした民藝や、日本や朝鮮の手仕事に大きく影響を受けます。
この記念館の床も朝鮮張り。収集した骨董も多くみられました。
間口が狭く、奥に長い町家形式の奥には小さな庭と登り窯があります。
住居と登り窯の間にある、小さな小さな書斎。
ここがとても気に入りました。
パンフレットには茶室、とありましたが、
実際には陶芸活動の合間の休憩や想いをはせる場所として使われたのでは、と想像します。
約2mほどの低い天井に囲まれたこのスペースは実に落ち着きます。
ほの暗い室内からは気取らない庭が目の前。室内と庭がすぐ近くに、身体もすぐ近くに。
いいなあ、と思える空間。
keep smiling!
奥野 崇
イギリスにて、作家のための静かな四阿をつくりたい、と。
ご自身も作家であるBeth Kemptonさんと
執筆活動のために滞在中の京都にて打ち合わせ。
現地の材料で現地の職人とつくろう。
築100年ほどの建物は全然珍しくないようで
古い民家をリノベーションしながら、小さな四阿を配置できたらいいねと、とお話しました。
着地点はまだこれから、楽しみなプロジェクトです。
keep smiling!
奥野 崇