香川県三豊市で進めている、寺院の現場。
本堂の隣に新たに護摩堂を設けるというもの。
無事、建て方を終えて一安心。
外観は伝統的な立姿で、理性に訴えかけるように。
内観は現代的な解釈で、感情に訴えかけるように。
コチコチと手仕事で、じっくり丁寧に。
奥野 崇
晩秋の候。
新しい場所に事務所を移して半年が過ぎました。
ようやっと撮影を終え、
徐々にお披露目を兼ねた催しの支度が整ってきました。
当初は初秋の開催を目指していたものの、、、時が経つのはまったく早いものです。
11月の中頃、
築35年の住宅をリノベーションした内覧会と
"旅とスケッチ" を切り口に小さな展覧会をと思案しています。
詳しくは改めてお知らせできればと。。。
奥野 崇
秋の野に咲きたる花を指折り
かき数ふれば七草の花
萩が花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花
また藤袴 朝顔の花 ―山上憶良「万葉集」
秋の七草の一つ、藤袴(フジバカマ)が満開です。
桜餅のような独特の香りに誘われてか
そこには、アサギマダラの姿が。
アゲハチョウのように細かく羽ばたかず、
ふわふわと飛翔するのがその特徴です。
また、その様子からは想像し難いのですが、
中には海を越えて台湾まで飛んでいくものもいるんだとか。
アサギマダラは、季節により長距離移動する日本で唯一の蝶なんです。
名前に含まれている
「浅葱(あさぎ)」とは青緑色の古称で
その美しい羽の色に由来しています。
透き通る陽のひかり。
秋晴の下、空気がより澄んだ気がしました。
奥野 崇
事務所のインスタグラムページ。
週に1回の投稿と、
ゆっくりではありますが、
少しずつ更新を重ねてきました。(英語と日本語の解説付)
おかげをもちまして、
3万をこえる方々からフォロー頂きました。
この場を借りまして御礼申し上げます。
奥野崇 建築設計事務所
1995年に出版された書籍。
東西古今の花にまつわる歴史と記憶がまとめられています。
花のそれには、自然環境だけではなく
人間の影響が小さくはないようです。
美への欲求を発端とする、人間の業とは計り知れないものがありますね。
ひょんなことで出会った、
とってもおもしろい方に教えて頂きました。
新しいオフィスでの庭づくりにも参画して下さっています。
どこかの場面で、ひろくお話しを聞けるような機会ができればいいなと妄想しています。
奥野 崇
ご夫婦で暮らす、
ころんと可愛い住まいができました。
ピアノ教室も併設しており、みんなに愛される場所になるといいな。
八幡浜の家、竣工です。
ところかわって。
東京都足立区で進めてきた住まいからも、竣工の知らせが入りました。
情緒と性能のどちらもあきらめない。
無事、東京ゼロエミ住宅の認証となりました。(Ua値:0.35、BEI:0.66)
落ち着いた頃、改めてお伺いできればと思います。
奥野 崇
住まいづくり、とは何なのか。
特定の家族のものではあるのだけど、
煎じ詰めていけば、ある種の普遍性をもちはじめるような気がします。
建主・設計・施工の立場を尊重しながらも、
それを越えて何が大切なのかを見つめてきました。
帰り際にみた、ご家族の笑顔が素敵で。
余戸の家、竣工です。
奥野 崇
異常気象だといわれる昨今。
開花期がずれる植物も増えたような。。。
今年はとりわけ暑い夏だったのに、
お彼岸にあわせてきちんと咲くのですね。
事務所のある窪野町は、
彼岸花の群生地があることで知られます。
はやいものです。
野に咲くツユクサも、にっこり笑っています。
奥野 崇
福岡から唐津、有田に波佐見、佐世保まで。
建築と場のチカラを浴びながら
歴史と時代の変遷を見つめて、そのエネルギーの源泉を感じてまわる。
縁から縁がつながり、
出逢いに恵まれた旅となりました。
皆様どうもありがとうございました。
洋々閣(唐津)
光圓寺(天神)
チャイナオンザパーク忠次舘(有田)
親和銀行(佐世保)
HIROPPA(波佐見)
西海園芸(波佐見)
うつしき(宮原)
奥野 崇