住まいは生き方、をテーマに掲げるチルチンびと。
その2022年夏号にて「ピアノ教室のある家」が掲載されています。
取材は春霖の中でしたが、しっとりした写真になったかな、と。
建主さんの暮らしの様子を、8ページにわたり紹介くださいました。
書店などでみかけましたら、どうぞご覧くださいませ。
奥野 崇
山手の水辺には、小さな光が舞い始めるころ。。。
「朽草」は螢の異名です。
幼虫のあいだ水の中で過ごした螢は、
土の中で蛹になり、羽化して枯れ草の下からでてきます。
先人達は、朽ちた草が螢になったと信じたのでしょう。
螢火はラブコール。
短い命を燃やし次代に繋げる清らかな光は、まさに命の行灯です。
その姿は、恋の想いを重ねて歌に詠まれてきました。
恋に焦がれて鳴く蝉よりも
鳴かぬ螢が身を焦がす 『山家鳥虫歌』
螢狩りの際には、
どうぞ恋の邪魔をしないように。
奥野 崇
引き渡しから半年ぶりに、名古屋の家へ。
多くの関係者の方々に囲まれて、
和やかな雰囲気のなか撮影となりました。
思い返せば、2019年の暮れに届いた一通のメールからはじまりました。
松山の私達の仕事を目にとめてくださり、
名古屋からお声掛けくださったのが、つい先日のことのよう。
コロナ禍真っ只中での住まいづくりとなりましたが、
無事にお住まいになられた現在の様子を拝見して一安心です。
私達の事務所としても、
これまでの蓄積の上に新たな試みを加えた想いの詰まった住まい。
建主さんはもちろん、集まってくださった工事関係者の方々を含めた
皆さんへの感謝でいっぱいの再会となりました。
奥野 崇
連休のおわりには
足立区の家の地鎮祭を無事終えました。
初となる関東での仕事は
準防火地域での木造3階建ての住まいです。
去る4月には
所変わって、松山と八幡浜での住まいづくりも地鎮祭をとり行いました。
いずれも平屋の住まい。
ウッドショックや半導体不足を乗り越えての着工となります。
さあ、いよいよ。
奥野 崇
お陰をもちまして、慌ただしい毎日を過ごしています。
新たな計画、詰めの設計作業、現場進行。
並行していくつかの雑誌撮影も終え、もうしばらくでお知らせができそうです。
巡る季節。
気が付けばフィナーレはもうすぐそこです。
奥野 崇
日脚が長くなり、空も随分と明るさを増してきた頃。
陽光の明るさに反応して、
冬眠から目覚めたり、芽吹きの準備を始めたり。
この時期のことを「光の春」といいます。
私たちの新たな場所づくりも佳境に入りました。
見える景色の光も色も、
少しずつ明るくなってきています。
奥野 崇
山野草を数多く取り扱う、
伊予市の四国ガーデンさんへ。
いくつもある栽培小屋を案内してくださった、和泉さん。
「野にある草花は、楚々として素敵ですよね」
共感できる価値基準をもっている方との時間は、たのしい。
一方、暖かいハウスでは一足はやい芽吹き。
タラの芽の群生。
季節は変わらず、いつものように巡ります。
里山風景の中に整える外部空間づくり。
頼もしい存在として、ご一緒下さります。
奥野 崇
そろそろかな、と待っていたものが届きました。
「生活の中で気づきになるような、情報ではなく情緒を伝える媒体」
とは、編集チームを率いる谷合さんの言葉。
彼自身の過去と経験から導かれたであろう、その姿勢には
勝手に勇気をもらっています。
松山の南の端っこにある、窪野町。
そこに私たちの働く場所を整えています。
場所づくりをはじめる前、こういうところにしたいね、
と妄想しているときに知ったyomogiyaさんも今号に登場していてびっくり。
私たちの想う「いい」を表現する場所にしよう。
空間も、働き方も、使い方も。
あせらず、わくわくを信じて。
奥野 崇
しんと冷たい空気の中。
今治にてはじまる住まいづくり。
よき家になりますよう、努めていくのみです。
あらたな一年をおもう。
三豊での護摩堂新築
松山・八幡浜・足立区・高松・丸亀での住まいづくり
道後での宿泊施設整備
また、春頃には私たちの事務所移転もひかえます。
軽やかに、気分よく。
また積み重ねていこう。
奥野 崇