ご親族、工事関係者が集まった上棟式。
凛とした、よき祀り事となりました。
茶室のある家、高松市内での工事となります。
規模が大きい上に、密度の高い造りこみ。
勝負の木工事が始まります。
奥野 崇
旧暦6月は、木々の葉が青々と生い茂る季節であることから、
水無月に青を加えた、青水無月(あおみなづき)という異名もありました。
梅雨入りした四国地方は、雨の日が続いています。
強すぎるのは困りものですが、雨は鬱陶しいばかりではありません。
葉の上でひかる雨粒。
草花ごとに水の拡がりや、宿る雨粒の輝きも異なり、
それはそれは美しいものです。
瑞々しい青の季節。
雨の日ならではの喜びを見つけて、生活を潤してみるのもいいかもしれません。
奥野 崇
香川・岡山・広島・大三島をめぐる出張から戻って一息。
庭の蛍袋(ホタルブクロ)が咲き始めています。
その名前は、袋のような花の中に、子供たちがホタルをいれて遊んだことが由来なんだとか。
蛍が舞う季節。
事務所の庭先にも数匹が連れ立って遊びにきてくれました。
庭の水辺に居着いてくれればいいのに。。。
奥野 崇
旧暦五月の異称、菖蒲月(あやめづき)。
事務所の庭にある野あやめは、鮮やかな姿を見せてくれました。
あやめは「文目」とも書き、物事の筋道や分別を指す場合にも使う言葉です。
"ほととぎす なくや五月の あやめ草 あやめもしらぬ 恋もするかな" 『古今和歌集』
昔から五月を代表する花として、人々と共にあったのですね。
奥野 崇
二十四節気のひとつ、穀雨の頃となりました。
この穀雨とは、"百穀を潤す春に降る雨"という意味の百穀春雨からきています。
この時期の雨は、穀物が健やかに生育するために欠かすことのできない、まさに恵みの雨なのです。
人の営為と自然が調和をなす里山地域で、
暮らすように働くをテーマに、築35年の民家をリノベーションした私たちのオフィス。
多くの歩き遍路さんを見送りながら、移転からはや一年を迎えました。
この度、オフィスに併設したギャラリースペースにて、月一回日曜にだけ開店する、「穀雨」と名付けた喫茶をはじめます。
土地に敬意をはらい、慈しむこと。
それらをしずかに包み込む、空間と時間をしつらえること。
住まいの空間づくりに関わってきた私たちが提案する、お茶と野菓子、季節と自然をゆっくり愉しむところです。
※しばらくは不定期での開店となります。日程は上記SNSのみでお知らせ致します。
※使用する水は、当日の朝汲み上げた湧水です。鉄瓶で沸かすその音も良いものです。時間には余裕をもってお越しくださいませ。
※当面は、日本茶と季節の野菓子のセットのみとなります。
拙いながらも、私たちの美意識と価値観を表現する場所になればなと。
里山の移り行く季節・自然の中、お待ちしております。
奥野 崇
シロヤマブキに花がつきました。
ヤマブキの白花種と思われがちですが、実は別属の植物です。
花や葉が似ていること由縁なんだとか。
庭木としては見慣れたシロヤマブキですが、
中国地方の瀬戸内海側山地や香川県など
限られた地域でのみ自生しており、
実は絶滅危惧種として指定されています。
白い可憐な花は
庭の中でもひときわ輝いてみえます。
奥野 崇
かつては小高い山々と平原であった、瀬戸内海。
島々が浮かぶ景色に安心感を感じるのは、自分の原風景だからでしょうか。
とある島での計画。
現場確認に伺うと、それはそれはいい所でした。
奥野 崇
現在、事務所の庭を拡張工事中。
元々植わっていた植物たちは
賑やかになってきました。
トサミズキ
バイモユリ
シラン
カツラ
アズキナシ
奥野 崇