紫陽花

この季節の代名詞ともいえる、アジサイ。

私たちの事務所でも、小さくて控えめなヤマアジサイが満開をむかえています。

個人的には、ガクアジサイや、ヤマアジサイの可憐な姿に心惹かれます。

ガクアジサイは多くのアジサイの原種のもので、

日本の海岸付近に自生している、別名ハマアジサイ。

一方、ヤマアジサイは山中の沢付近によくみられ、別名サワアジサイとも。

いずれも山野の中ひっそりと咲くその姿に、魅力を感じずにはいられません。

 

アジサイの語源は、はっきりしていないようですが、

歴史を振り返って、その表記の多さに驚かされます。

古くは万葉集で詠まれた「味狭藍」「安治佐為」。

その後も「阿豆佐為」「集真藍」「安知佐井」「七変化」「八仙花」「四葩」などなど。

 

現在、最もよく使われる「紫陽花」という表記は、

平安時代に学者道順が、なんと他の花の漢名と間違えてあててしまったものなんだとか。。。

 

 

どんよりした梅雨曇と、しとしと降る雨の日々。

モノトーンの景色の中、その一隅を色彩豊かに明るくしてくれる姿は、

「紫陽花」という名がぴったり、と改めて思うのは私だけでしょうか。

 

 

 

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奥野 崇

category : お知らせ | posted at 2020.6.18

佇まい

建築の正面性をあらわすのに"ファサード"という言葉があります。

約2500年前、ヨーロッパ建築史のはじまりである古代ギリシャにおいて、

その概念は生まれたといわれています。

パルテノンを代表とする神殿建築を前に、

人々に対して、その建築が正面からみて強く、全てわかるようにと考えられたものです。

 

僕は現代の住宅においてもなお、

"ファサード"という言葉がしばしば使われることへの違和感を感じていました。

正面、あるいは見えるところだけを体裁よくすれば良いものなのか。。。

 

来月竣工予定、今治の家の足場が取り払われました。

いわゆる裏手の様子ですが、素朴なその姿が気に入っています。

 

 

雨風をしのぎ、無理なく、整然たる佇まいにする事。

 

それだけで、その姿は十分安心に値する。

ひいては、かつての美しい町並みや集落はそうであったのだと思います。

 

 

 

keep smiling!

奥野 崇

 

category : 現場進捗 | posted at 2020.6.14

拝み虫

二十四節気での芒種の初候、

6月5日から9日頃を、蟷螂(かまきり)が生まれる時期として

蟷螂生(かまきりしょうず)と呼ばれます。

自然の中へ、と足を延ばした週末。

ふと木製ベンチの上に

黒い小さな、ちょうど蟻のような生き物を見つけました。

よく見るとそれは、

成虫と同じ形をした小さな小さな子蟷螂。

 

 

蟷螂(かまきり)といえば、

無謀にも強者へ立ち向かっていくたとえとして

「蟷螂(とうろう)の斧」ということわざがあるほど、日本ではポピュラーな存在。

 

一方で、鎌で獲物を狙う特徴的な姿が、

拝んでいるようにみえるので「拝み虫」という異名を持ちます。

ヨーロッパでもやはり、

その姿に祈りを連想したようで「祈り虫」とも「預言者」とも呼ばれるそう。

おもしろいですね。

 

 

子蟷螂はどうかといえば、、、

エイエイ、としっかりかわいらしく

拝んでいましたとも。

 

 

keep smiling!

奥野 崇

 

category : お知らせ | posted at 2020.6.8

道中にて

現場へ向かう移動中。

ハッと、そのみなぎる生命力に思わずカメラをとりました。

 

松山と今治のちょうど間、玉川は昔から好きなところです。

毎日、日付がかわっても働いた20代。

山間を抜けた先にある風景が好きで

日曜になると、よくここで絵を描きました。

近所のおばあちゃんと仲良くさせてもらったのも、今はいい思い出。

 

いつかは水の側で暮らしたい、と心に決めています。

 

 

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奥野 崇

category : お知らせ | posted at 2020.5.26

今治の家、少しずつ

外壁の板張工事は、ほぼ完了。

目板打ちの大和張り、より一層の雨仕舞としました。

 

内部では、家の基礎体力ともいえる断熱・気密工事が進行中。

 

木材による気密シート押えは、

将来にわたる信頼性を担保しながら

外壁面において電気配線ルート確保の役割も担います。

コンセントの設置によって、断熱材が欠けてしまうことを防ぐ工夫です。

 

外皮平均熱貫流率(Ua値) : 0.40 W/㎡・K

静謐な空間をつくるため。

 

数値をひとつのものさしとして、

よき感覚へと導きたい。

 

 

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奥野 崇

category : 現場進捗 | posted at 2020.5.20

旅の思い出

思えばちょうど3年前、メキシコでの思い出。

 

輪郭のはっきりした光と、

ブーゲンビリアの色彩。

ヨーロッパの荘園をバックボーンに

メキシコの大地に着地した、

ルイス・バラガンの建築をみてまわりました。

 

 

"今回のコロナによる経験によって、

人との繋がりを大切に想う気持ちがまして、

以前よりもよりあたたかい世界になってくれたら良いなと思うこの頃です"

旅にかかわる方からのメールの一文。

 

 

体験することでしか、

建築は理解できないと思っています。

そこにある風土を下敷きに

それぞれの地域で派生した建築をめぐる旅を、またしましょう。

 

どうぞ皆様、ご健康に。

 

 

 

keep smiling!

奥野 崇

category : お知らせ | posted at 2020.5.12

今、私たちの考えについて

平素より、弊社ホームページをご覧いただきましてありがとうございます。

また、新型コロナウイルスの感染拡大により不安な日々が続いており、

支えてくださっている方々へ、心よりお見舞い申し上げます。

 

 

現在の状況に際して、

住まいづくりに関わる、私たちのような小規模の集団が何を言えるのか。

このところ、ずっと考えていました。

 

住まい(建築)とは

地域や社会の記憶の受け皿であり、

風雨や喧騒から人を守る受け皿でもあります。

それは、

地域や社会、家族にとって

ひとつの拠り所となりうる存在だと思っています。

 

私たちは、多くの家を建てること、が目的ではありません。

次世代に引き継いでいくに値するべく、

蓄積ある地域や社会に謙虚に寄り添いながら、

住まい手の安心できる居場所を

ひとつひとつ丁寧につくること、がそうです。

 

一方で、

コロナ禍による経済への影響は、

今後あらゆる業種において

本格的に表出してくるものと考えます。

気象や天候など人の力ではコントロールできないものと

密接に暮らしていた時には当たり前だったかもしれない

先を見通せない"怖さ"を直視しているところです。

 

 

現在、新たにご相談頂く方々には、

今すぐ計画を進める必要性について

じっくりとお話しをさせて頂いています。

人と会える、という

当たり前の社会基盤すら揺らぐなか、

私たちが仕事を得るためだけに、進めたくない。

駆け引きないやりとりの中で、お互いが納得してやっていきたい。

 

住まいという存在が

過去と今と未来とを繋ぐためものから、単なる負債へとなってはならない。

強く強く、思います。

 

気がつけば、もう立夏の頃。

野山は新緑に彩られ、

薫る風には、はや夏の気配が漂いはじめました。

 

立夏とは、二十四節気において

四季のはじまりとなる"四立"のひとつで、

暦の上では夏のはじまりです。

 

 

季節の移ろいを感じながら

ゆっくりじっくりも良いのでは、と思います。

 

 

 

keep smiling!

奥野 崇

category : お知らせ | posted at 2020.5.5

空気のような

haruka nakamura / スティルライフ

 

 

特別に身構えなくても、

街の音や、暮らしの音、子供の声と一緒にあっていい。

ふと気付く旋律に、

"あぁ、素敵だなぁ"と思える。

穏やかなミュート・ピアノアルバムです。

 

 

 

好きなものは、

何度も何度もながす癖があります。

 

聞けば7年振りのソロアルバムとのこと。

もう7年?と思うほど。

色褪せないその楽曲たちは、

今もまだ、僕の暮らしと共にあります。

 

 

keep smiling!

奥野 崇

category : お知らせ | posted at 2020.4.27

宇宙船地球号

地球のなりたちをおもい、

生命はいかにしていきながらえてきたか。

歴史への興味はますばかり。

 

身近にいる人も、海の向こうにいる人も。

何がちがうというのでしょう。

 

人類だけが特別な存在ではなく、

だからこそ助けあう。

 

 

気が付けば、うんと陽がながくなっています。

 

 

 

keep smiling!

奥野 崇

category : お知らせ | posted at 2020.4.5

今治の家、上棟

安定感ある切妻の大屋根の下。

ここに居ていいと感じられる、

安心できる居場所をつくろう。

 

無防備でいられるところがある、

というのは人にとって必要なこと。

 

 

keep smiling!

奥野 崇

category : お知らせ | posted at 2020.3.13
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