今年の初めに竣工した、高松の家を訪ねました。
お茶に縁のあるご家族の住まいです。
造園工事も落ち着いて、一段落。
夏の終わりころの撮影となりましょうか。
奥野 崇
月に一度、日曜だけ開店する喫茶をはじめて一年。
少しずつ、ですが
私たちなりのお迎えができるようになってきた気がしています。
七月の席は、ほんの少しチャレンジを。
これまでのような完全予約制の二時間コースではなく
予約なしのご来店も可能な
ちょっとカジュアルな一日にしてみようと思います。
市内から車で20分のショートトリップ。
良き夏の一日となりますように。
[日程]
7月14日(日)
10:00~15:00(LO14:30)
[駐車場について]
5台分あります。
できるだけ乗りあわせでお願いします。
車がいっぱいのときは、入店頂けない場合もあります。
詳しくは、
喫茶 穀雨
奥野崇 建築設計事務所
「半化粧」の名は、
葉の半分ほどに真っ白な胡粉を塗ったような様子から、そう名付けられたそうです。
また、夏至から数えて11日目を半夏生と呼び、
そのころに花を付けることから「半夏生」の異名もあります。
いまはちょうど夏至の頃。
今年は少し早い花付きとなりました。
梅雨の合間の日差しのもと
気持ちよさそうに、ころころ揺れています。
奥野 崇
ライフロングラーニングとはいったもので、
いくつになっても学び知ること、深めていくことは愉しいものです。
建築に関係するものはもちろん、それ以外のものもそう。
今年は通常の設計業務と並行して、ふたつの検定修了を目指しています。
ひとつめは、住宅医。
かねてより、既存建物の利活用についてとても関心がありました。
住宅医は、大阪の三澤文子さんを発起人として
既存住宅のリノベーションに纏わる
診断や改修手法、耐震や温熱計算はもちろん
木材腐朽のメカニズムや、福祉領域から見たバリアフリー設計まで、改修工事に特化した知見を学ぶものです。
築後、時を経た建物を知ることは、
新築の設計を行うときにもそれはそれは役に立ちます。
デザインの名のもとに、それらしく取り繕ったものは、
時の流れの中、自然の摂理によってしっかり答えがでてきますから。
ふたつめは、日本茶インストラクター。
茶道に縁があったこともあり、
日本茶全般にはとても興味を持ってきました。
茶の歴史や製法、煎茶の作法まで学習してみようと思っています。
海外の方々と関わることも増えてきたこの頃。
自分のルーツである日本のことを学ぶということは、とても大切なことだと思います。
奥野 崇
静かになった夜のアトリエ。
GENEVAのスピーカーで音楽を流します。
touten 1 / 江﨑文武 (2022年)
ミュートしたアップライトピアノによる即興演奏を、奈良のlistudeで収録したものです。
里山の環境音とよく馴染む、繊細な抑揚表現にやわらかい音色。
時間の背景となるような、控えめな音楽が好きです。
奥野 崇
蛍の席、
ご参加頂きました皆様と
たくさんの蛍たちのお陰で
思い出深い、ひとときとなりました。
ありがとうございました。
夜の里山散歩。
星空の下、ひんやりした空気と、蛙や虫の声、川の音。
私達のほうこそ満たされておりますとも。
夏以降、規模の大きな物件の着工が続きます。
また喫茶のほうも、新たな展開をと思案しております。
設計も喫茶も、
どうぞご期待くださいませ。
奥野崇 建築設計事務所
喫茶 穀雨
月に一度だけ開店する、アポイント制の喫茶。
私たちの想う”いい”を実践する場所をつくりたい。
今ここで生きる、私達の美意識や価値観を表現しよう。
五月も終わりになれば、蛍が舞い始めるこの辺り。
この季節ならではのワクワクを、より多くの方々とシェアできるよう、
いつもより少しだけカジュアルなかたちで“蛍の席”を用意させて頂きます。
[日程]
①5月22日(水) 19:30開始、3組(各4名まで)
②5月24日(金) 19:30開始、3組(各4名まで)
③5月25日(土) 19:30開始、3組(各4名まで)
アポイントは下記インスタグラムページより受付させて頂きます。
喫茶 穀雨 Instagram
初の夜の席です。
喫茶 穀雨
奥野崇建築設計事務所
二十四節気において、春最後の一気を穀雨と呼びます。
穀雨とは、百穀を潤す雨のこと。
ぐんぐん、ぐんぐん
春の雨はさまざまな植物を育み、その成長を促していきます。
窓あけて 見ゆる限りの 春惜しむ (高田蝶衣 1886-1930)
行く春、とも表現されるこの頃。
たくさんの植物がその華麗な花を咲かせる中、
惜しまれつつも、たけなわの春は過ぎ去ろうとしています。
奥野 崇
久しぶりの更新となりました。
三豊の寺院に続いて、
高松の家、道後の家のお引き渡し、
医療施設の改修工事の着工に加え、
京都の家の見積調整、
海のすぐそばの住まいと、桜と共にある住まいの実施設計を終えました。
怒涛の日々が明けたら
なんとも気持ちの良い季節。
事務所の庭の新緑も瑞々しい頃です。
奥野 崇