地球のなりたちをおもい、
生命はいかにしていきながらえてきたか。
歴史への興味はますばかり。
身近にいる人も、海の向こうにいる人も。
何がちがうというのでしょう。
人類だけが特別な存在ではなく、
だからこそ助けあう。
気が付けば、うんと陽がながくなっています。
keep smiling!
奥野 崇
安定感ある切妻の大屋根の下。
ここに居ていいと感じられる、
安心できる居場所をつくろう。
無防備でいられるところがある、
というのは人にとって必要なこと。
keep smiling!
奥野 崇
全ての工程を終え、最終の確認へ。
環境、人、建築、庭、家具。
それらを仲良く調和させるということが、
設計なんだろうと思います。
keep smiling!
奥野 崇
今という時だからこそ、
手元にある活字に手が伸びます。
言葉という抽象的なもので、
世界を描き、情景をつくりだす。
ふわふわしたなかを独りで漂う感覚が、小説の好きなところ。
火山のふもとで 松家仁之
軽井沢を舞台に、
設計事務所に勤める僕と、その事務所を主宰する先生、同僚たちとの物語。
自然の中の静かな環境で紡がれる、
先生のぬくもりに満ちた言葉の数々にじんわり。
大切な一冊です。
keep smiling!
奥野 崇
誰かと分け合いたい。
NHKスペシャル「食の起源」の番組内での言葉です。
ご飯、塩、油、お酒、美食、というテーマをもとに全五回に渡って、
人類の進化をたどり、"理想の食"を考えるというもの。
"理想の食"を考えていく中で、
いろんな成分に焦点があたっていきますが、最終的に取り上げたのは共感。
美味しい、とは
ひとりで感じるものだけでなく、誰かと共有することでより高まるもの。
楽しかった思い出や経験もそれに含まれ、加味される。
共に生きることで、喜びも増す。
人類はそうすることで、弱さを補い、進化してきた。
落ち着かない"今"という時に、出会えてよかったなと思いました。
keep smiling!
奥野 崇
宮島の対岸で進めてきた「大野妹背の家」へ。
建築検査機関の完了検査を無事終えました。
思えば、長期に渡る仕事となりました。
建築への造詣が深いご夫婦をはじめ、多くの工事関係者の方々。
松山に竣工建物の視察に来てくださったのも、昨日のことのよう。
たくさんの人の縁に恵まれました。
翌朝、
この地域の暮らしの音で目が覚めます。
舟のモーターの低い振動音、定期的に響く仕掛けを撒く音。
今日で一段落。
神の島の朝焼けを眺めながら、
その美しさに、少し淋しくもなりました。
keep smiling!
奥野 崇
今年から手帳を変えました。
いわずもがな知られる「ほぼ日手帳」へ。
糸井重里さん率いるほぼ日が手掛けるものです。
新たな年になり、はや一ヶ月と少し。
ようやくうまく付き合えるようになってきたところ。
新たな習慣ができました。
それは、毎日を記すこと。
この手帳には月間、週間とあわせて一日単位のページがあります。
方眼だけが用意されていて、あとは自由。
365日ありますから、結構なボリュームです。
何も使わないのはもったいない気がして
僕は日記のように日々のことを書きとめています。
そこに、ひとつだけのルールをつくりました。
「今日は〜」から始めないこと。
出来事の記録ではなく、そのときの自分の目線を言葉にしよう。
かつての手帳は、「これから」のためだけにありました。
新たな習慣によって、「いま」を記すようになり、
その積み重ねは、「これまで」であるとも言えます。
手帳が変わる。
そのことをきっかけに、習慣ができて、日々が少しづつ変わっていくのだろう。
じわじわ少しづつ、というのが肝。
keep smiling!
奥野 崇
氷見のパン工房へ、半年ぶりに再訪。
まあるい衝立に鉄錆が満遍なく行き渡り、
当初思い描いた姿にようやく落ち着きました。
素地であること。
あるがまま変化すること。
惹かれます。
keep similing!
奥野 崇
建築の工事は一区切り。
棟梁の手仕事である籐巻の柱も、すっかり馴染んでいます。
内と外の境界部分である窓まわりは、
日射・光量・視線・透け具合を調整できるよう
納まりには心を砕きました。
引き続いては、選定した家具の搬入と、庭の工事となります。
keep smiling!
奥野 崇
雨の早朝から内宮へ。
地球の息吹と、自然の循環。
その大いなる流れと共に、人の営為はありました。
keep smiling!
奥野 崇