掲載情報

12月19日発売の住宅建築

「ピアノ教室のある家」が掲載されています。

 

錚々たる面々の末席を汚させて頂き、

光栄の限りであります。

 

category : お知らせ | posted at 2020.12.23

冬至 / 柚子湯

「冬至、冬中、冬始め」ということわざがあります。

暦の上では冬のまん中ですが、

本格的な寒さはまだこれから、という意味。

来るべき厳しい寒さに備えるために、

冬至に行われる風習はあるといえるかもしれません。

 

柚子湯は、ひび割れやあかぎれを治し

血行を促して冷えを緩和するんだとか。

冬至の日に入ると、風邪をひかずに冬を越せるとはよく聞く話。

 

なにより、気持ちのいい爽やかな香りが

心もリラックスさせてくれますものね。

 

 

keep smiling!

奥野 崇

category : 季節手帖 | posted at 2020.12.21

鼓星(つづみぼし)

冬の夜空を代表する星座といえば、オリオン座ではないでしょうか。

西洋ではギリシャ神話にでてくる狩人オリオンとして知られていますが

中国では白虎、インドでは鹿、とも見られているそう。

 

 

日本においては

外側の4つの明るい星が中ほどの3つの星を取り囲んでいる様子から

「鼓星(つづみぼし)」と呼びました。

 

星のそれぞれは

左上の赤く光る星ベテルギウスを「平家星」

右下の青白く輝くリゲルを「源氏星」と呼び、

平家の赤旗と、源氏の白旗に見立てたのです。

 

 

吐いた息をも白く光らせる冬の夜。

先人たちは、しんと静かな夜空の中に

ほんのかすかな鼓の音を聞いたのかもしれません。

 

 

 

keep smiling!

奥野 崇

category : 季節手帖 | posted at 2020.12.18

高山〜美濃〜豊田

先日の事。

名古屋の家、打合せ後

レンタカーにて数日をかけて足を延ばしました。

 

 

高山の町並

起源は奈良時代にも及ぶ

飛騨の匠による精巧な仕事を見てまわる。

人の息づかいが聞こえてきそうな距離感。

そのスケール感が興味深い。

 

 

フィンユール邸(キタニ)

デンマークはオードロップゴーにある住宅の

建設当時の図面に忠実につくられたもの。

テントの下にいるような住まいにしたい、と氏は語ったそう。

細やかなディティールの積み重ねによる、あたたかい住まいでした。

 

 

飛騨の里

庄川流域にみられる、

合掌造りの古い民家の姿が見られます。

 

 

瞑想の森(伊東 豊雄)

 

 

みんなの森 ぎふメディアコスモス(伊東 豊雄)

誰もが自由に使える公園のような図書館。

グローブと名付けられたドームの下が、人の居場所になっています。

 

 

加藤栄三・東一記念美術館(吉村 順三)

 

 

旧今井家住宅

 

 

愛知県緑化センター(瀧 光夫)

内と外との境界が曖昧で、新鮮な空間体験。

ここではたくさんのスケッチをしました。

 

 

愛知県立芸術大学(吉村 順三、奥村昭雄)

あくまでも人の大きさを基準に、綿密に丁寧につくられた建築群。

使う人への眼差しが、やさしさに満ちています。

 

 

豊田市美術館(谷口 吉生)

 

 

童子苑・豊祥庵(谷口 吉生)

線の数を減らす。

可能な限り部材数を少なくした、新しい感覚の茶室です。

 

 

 

keep smiling!

奥野 崇

category : 建築をまなぶ旅(日本) | posted at 2020.12.14

名古屋の家

およそ一年前の事でした。

建主さんからの一通のメールより始まった計画。

コロナ禍の影響もあり、

オンラインミーティングを重ねながら

無事、良き日を迎えることができました。

 

あわせて木材確認にも伺うことに。

岐阜県東濃地方で産出される良材、

東濃檜を活用した住まいとなります。

 

無垢材の扱いに長けた工務店さんとの

良き出会いにも恵まれました。

盤石の体制で工事に臨みます。

 

 

keep smiling!

奥野 崇

 

 

category : 現場進捗 | posted at 2020.12.11

玉川の家

月末の引渡しに向けて、外周りの工事が始まりました。

建築のことはもちろん、造園のことにも関わります。

 

きっちり・カクカクしている建築とは異なり

直線がないやわらかなものを扱い

周辺環境も含めた、あらゆる間合いをみるのが造園の仕事。

 

大まかなところまでは図面で打合せ済ですが

実際にそこに座ってみて、現場で調整を加えていくのが私たちのやり方です。

 

 

もうひと踏ん張り。

 

 

 

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奥野 崇

category : 現場進捗 | posted at 2020.12.3

恒例の

同じ頃に、同じ場所で、同じ景色を。

変わったものと変わらないものを確かめるように。

 

 

keep smiling!

奥野 崇

category : 季節手帖 | posted at 2020.11.23

揉み出(もみず)

「もみじ」は「揉み出(もみず)」が変化した言葉といわれています。

真水や灰汁に浸して鮮やかな色を揉み出す、紅花染めが由来のもの。

"赤葉"ではなく、"紅葉"という漢字が定着したのも自然な流れだったのかもしれません。

 

 

明治期に編纂された国語辞典の大言海には美しい言説があります。

 

色ハ揉ミテ出スモノ、又、揉ミ出ヅルモノ、

サレバ、露、霜ノタメニ モミイダサルルナリ

 

露や霜に洗われることによって

葉から鮮やかな紅や黄色が揉み出される、と考えたという語釈です。

 

 

古岩屋では、紅葉の終盤とのこと。

ひんやりと澄んだ山の空気。

揉み出された楓の葉色は、純一無雑なものに違いありません。

 

 

 

keep smiling!

奥野 崇

category : 季節手帖 | posted at 2020.11.16

松山の家 竣工写真

建築写真家の小川重雄さんから、竣工写真が届きました。

 

引渡しを終えたのは、今年はじめのこと。

その後、コロナ禍の影響もあり

撮影のタイミングを伺っておりましたが、

建主さんご協力のもと、秋が深まるころに漸く叶いました。

 

数年前から特に取り組んできた、

「意匠・構造」と「温熱環境」の重ね合わせ。

ひとつの結果を見たようで、確かな手応えを感じています。

 

 

松山の家

 

 

 

keep smiling!

奥野 崇

category : お知らせ | posted at 2020.11.8

午後のひかり

打ち合わせの合間。

美しい光にはっとする。

きよらかで、あたたかい。

 

松山市内、木のクリニックの現場。

 

 

keep smiling!

奥野 崇

category : 現場進捗 | posted at 2020.11.1
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