仕事や暮らしという生活の中で、自分ひとりだけの時間をつくる。
きっと、とても大切なことだと思う。
頭の中が少し整理できると、それだけで晴れやかな気分になれる。
確かルイスバラガンも、そのようなことを言っていた。
氏が自邸の屋上に静寂な空間をつくった理由のひとつかもしれない。
もう既に住まいを建てられたお施主さんのお宅へお邪魔していたところ
こんな便利なものを使ってらっしゃいました。
iPadにつけるケースなんですが、
スタンドになるのはもちろんのこと
車に持ち込むとドリンクホルダーに引っ掛けられてナビ代わりになったり
カチャカチャと90度回転して持ち運び用の取っ手になったりするもの。
なんだか、便利そうでしょう?
それを確かめるために私もかって、使ってみよう。
なにごとも実践が一番。
話しは変わって、
月末の長野、東京出張 ・ 来月の熊本出張のチケット手配中。
いずれも、案件の打合せがメインであるんですが
それに引っ付けた建築見学が楽しみでもあります。
しかし
ずっとみたかった安曇野ちひろ美術館がちょうど休館日で、ショック。
外からだけでもみてやろうかと思案中です。
犬島をあとにして、向かったのは豊島にある豊島美術館。
設計は西沢立衛氏。建築界のノーベル賞ともいわれるプリツカー賞を受賞された方です。
瀬戸内国際芸術祭の会期中にも訪れたこの美術館は建築関係者だけでなくおすすめです。
当時、これは建築なのか。地形の一部ようだな。と感じた事を鮮明に覚えています。
内藤礼さんのアートワークもすばらしく、建築とアートが一体になったこの美術館。
是非いってみてください。
美術館の脇にポトッとある美術館に似たカフェ棟は撮影が可能なので少しだけ。
なんだここは?という印象は伝わると思います。
ちょっとした小話ですが、
あることでお話しした地元住民の方が
このカフェ棟の型枠模型をお持ちでみせてくださいました。
自由曲線による建物なので、こうしないと造れないんですね。
貴重なものありがとうございました。
昨日は、香川県の犬島・豊島の見学へいってきました。
両島共、2010年に開催された瀬戸内国際芸術祭の舞台になったところです。
すでに「瀬戸内国際芸術祭2013」の準備もはじまっているとか・・・。
前記の会期中に見れなかった犬島の建築を新たに見学しつつ
豊島美術館を再度みる。というのが今回のツアーの主旨。
高松港から直島経由で延約2時間弱、船にゆられ犬島に到着。
建築家三分一博志氏が建築を担当した 犬島アートプロジェクト「精錬所」
建築家妹島和世氏建築を担当した 「家プロジェクト」のふたつを見ることができます。
「精錬所」の建築は、元々銅の精錬所として利用されていた近代化産業遺産、地形、自然エネルギーを活用することで犬島という環境の絶え間ない自然のサイクルの一部、地球のディティールの一部として変化、成長していく施設として考えられています。既存の煙突やカラミ煉瓦、太陽や地熱などの自然エネルギーを利用して環境に負荷を与えず、快適な温熱環境をつくっており、循環型社会を意識したプロジェクトといえるのではないでしょうか。
そんな中でも印象に残ったのは、家プロジェクトにて説明をじてくださったおばあさんの話し。
ボランティアスタッフであろうその方は犬島で生まれ育ったそうで、
小さい頃、精錬所などで実際に遊んでいたからこそ知っている
カラミ煉瓦の蓄熱体としての特性を、三分一さんはうまく使ってくれたと誇らしげに話してくれました。
三分一さんの建築のアイデアはもちろん素晴らしいのですが
地元の材料を使って物理的にそこならではのものをつくるだけでなく
住民が誇りに思うような心理的にも地元に根ざした建築をつくったことに心を打たれました。
当たり前なことかもしれませんが、そのおばあさんの言葉から改めてその大切さを思いました。
取材協力させていただいておりました四国旅マガジンGajA3月号が発刊されました。
先程、できたての雑誌をわざわざ届けて下さいました。
矢野さん、鶴崎さんありがとうございます。
今月のGajAさんの特集は「四国のデザインを訪ねて」。
そこで愛媛のほこる観光地 内子の町並みを
建築の専門家の立場から取材協力させていただきました。
今回は四国のデザインを取り上げる内容となっており、
建築だけでなく家具や工芸にいたるまで幅広い内容。
是非ご覧下さいませ。
長浜へむかう道中、双海でみかけた菜の花。
あっと見つけて、引き返して一枚いただきました。
日中は天気もよく、少し暖かくなってきたのでしょうか。
満開まではもうしばらく。
きらきら色鮮やかなその一面は
春の足音をすこし感じられ、なんだか嬉しくなってきます。
その後の打合せでも、窓からはちらちら咲く菜の花が目について
春はもう少しですかねーと話題にのぼりました。
この時期の季節の移り変わる様子が、一年で一番好きな変化かもしれません。
私の事務所では
打合せの最初段階ではいろんな想いを話していただきながら、
その場でスケッチをして、イメージを共有しながら打ち合わせを進めていく方法を多くとります。
よって、大枠が固まるまでは手書きスケッチをもとにお話ししていきます。
それによって、
修正をしながらリアルタイムで打合せを進めることができるますし、
私自信も描きながらイメージが湧いてくるというのも本当だったりします、、、。
ちなみにこの写真は明後日打合せさせていただく資料の一部。
切妻屋根が好きで、シックな色使いが好みとお伺いしていました。
落着いた雰囲気でまとめられ、前面の手摺がポイントになってます。
今回の案では大きな庭を望む濡れ縁をとれています。
植物もたくさん植えられそう。あー、気持ちいいスペースになりそうです。
さあ、気に入っていただけますでしょうか。