秋空の下、余戸の家上棟の日を迎えました。
土間サロンのある、おおらかな平屋です。
隣接する既存住居裏のお茶室前にある沓脱石を、新しい住まいに移設。
想い出とともに。愛される建築を目指して。
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奥野 崇
縁あって、新しい仲間が増えました。
ボーエ・モーエンセンが自らの邸宅のためにデザインしたのがこの「スパニッシュチェア」。
1959年に発表され、大胆な革の使い方と繊細なディティールが印象的です。
家具は手で触れて使ってみないと。
建主さんにできるだけ多くのおすすめ家具を体験してもらおうと
ダイニングチェア系だけでなく、イージーチェア系も少しずつ。
座りくらべ、も愉しいものです。
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奥野 崇
新しい「notes」が完成。
先だってのブログでもご紹介しておりました
全国の名旅館を訪ねる実測スケッチの旅、をまとめたものになります。
今回の舞台は、宮島の対岸にある「庭園の宿 石亭」。
手入れ行き届いた1500坪の広大な日本庭園を中心に、
日本建築をベースにしたわずか12室の客室、北欧の名作家具が並ぶ「極み」の名旅館です。
客室の実測スケッチはもちろん、
住宅設計にも通ずる良点の解説や、多数写真に加え
「もしも石亭に建築をつくるなら」と設計提案をした空想建築も収録しております。
ご希望の方には、無料にてお送りしておりますが、数に限りがございます。
こちらのページよりお進みくださいませ。
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奥野 崇
松山 柊の家。
車についた夜露に秋の訪れを感じる朝に、地鎮祭を迎えました。
ご理解ある建主さん、熱心な現場監督さんに囲まれ、とても楽しみな住まいづくり。
より良く、を心に現場にのぞみます。
大洲の家。
建主さんご家族に見守られながらの棟上げ。
玄関を入って内庭が見渡せるプランですが、綺麗な景色が確認できました。
想像が劇的にカタチになっていく日。心踊る日。
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奥野 崇
すでに住まわれている住宅の見学は難しい。
住宅とは、あまりにプライベートな使われ方をするため
必然的に外からの見学が多くなってしまう。
住まいの醍醐味は内部にこそある、と思っているので、はがゆさはつのるばかり。
でも、できることはあるはず。。。名設計者の多くは旅館の設計を行っている。。。
私の全国の名旅館のスケッチの旅は始まりました。
「居心地の良い」空間体験の積み重ねのため、
またその根拠となりうる寸法感覚を身に染み込ませるため。
私のライフワークである、この旅のひとひらを切り取ったnotes。
心踊る出会いから、大好きな旅館を舞台とした新しいnotesが実現しそうです。
詳細きまりましたら、お知らせさせてください。
素敵な人と空間・時間、家具やモノをご紹介致します。
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奥野 崇
当事務所では欠員に伴い、スタッフを募集しております。
【採用資格】
年 齢:30歳以下
木造の住宅設計に真剣に取り組みたい方
【業務内容】
建築設計・監理業務全般
【PC環境】
Windows,mac
【使用CADソフト】
JW CAD
Vector Works他
ご希望の方は履歴書を下記の住所にお送り下さい。
こちらからご連絡させて頂きます。
奥野崇 建築設計事務所
〒790-0814
愛媛県松山市味酒町2-18-1 味酒04ビル3F
089-968-2887
ぐずつく天気のこの頃ですが
おめでたい日が続いています。
大洲の家。
解体工事も無事終わり、地鎮祭の日を迎えることができました。
敷地からは古い井戸が二つも見つかり、ご家族も驚きの様子。
同日にお祓いをお願いし、
ご先祖の生活を支えてくださったことに感謝し、手を合わせました。
余戸の家。
松山市内での平家の住まい。
土間リビングのある、おおらかな空間になります。
まずは地盤改良工事から、になります。
平井の家。
大工さんの木枠加工の真っ最中。
大きな木製引き戸と荒組障子が特徴です。
現場では常にリアルな寸法と向き合うことになります。
可能な限り現場に伺い、原寸図をかきながらの打ち合わせ。
小さな小さなあともう一手間、の積み重ねこそが
いい建築をつくる条件だと思います。
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奥野 崇
また、来たい。と思わせる宿が京都にあります。
いわずも知れた、俵屋旅館。
notesに掲載しております、aman resortsの創設者エイドリアンゼッカに
「hotelの原点は俵屋にある」と言わしめた世界に誇る日本旅館で、
スティーブジョブスも定宿にしていたことでも有名です。
10年前、茶道の先生に紹介して頂いてからの憧れ、で
念願の俵屋滞在となりました。
京都御所のほど近く、混み入った界隈にひっそりとあります。
タクシーがつくなり、さっと数人の方がお出迎え。
カメラでもついているのか?と思うほどの、さすがのホスピタリティ高さ。
玄関まわりは小さく、質素な構え。
ふわり、と香炉の香りが漂います。
履物を預け、館内で最初に迎えてくれたのが、坪庭の藤の花。(訪れたのは四月末でした)
俵屋さんの醍醐味のひとつは、その設えの季節感。
わずか二帖ほどの空間でしたが、
薄い紫の花に光が反射し、あたりを照らす姿には神々しさまで感じます。
宿泊させて頂くのは「竹泉」。
吉村順三氏が設計、中村外二工務店が施工を担当しており
後から知ったことですが中村好文さん著作の意中の建築でも紹介されていました。
八帖と三帖の続間からなり、占用面積はうんと小さいのですが
小さな専用の庭に面しており、静かでとても落ち着きます。
特大の網代天井には銀紙が裏貼りされていたり、換気扇など設備の処理も徹底されており
設計当時の工夫や工事途中でのやりとりが、目に浮かんできます。
図書室やアーネストスタディと呼ばれる別室。
庭への解放と、室内の包まれる感覚のバランスが素晴らしく
たくさんの愉しい居場所が用意されています。
開く、だけでない外部との接点のつくり方は住宅にも参考になります。
滞在でのスケッチの一部。
俵屋さんは、
旅館として長い歴史を誇り、その伝統を大切に守り維持しながらも、
他方で現代のライフスタイルや世界中のいいもの、を取り入れながら、
そこに泊まるお客様に対して感動を与え続けています。
人、と時間、に対して真摯に向き合い「もっと」を追い続ける姿こそ
今回の旅での一番の学びでありました。
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奥野 崇
建主さん宅のキッチンまわりのスケッチ。
住まいの中でも特に決まりきった答えのない部分。
当然とおもうような質問、や
現状の測りとり、から使い勝手の糸口を見出します。
keep smiling!
奥野 崇