広島市の海のほど近く、iroha villageへ。
もみじ饅頭で知られる、藤い屋さんによるカフェです。設計はNAP。
お菓子工場に併設されているのですが、
野菜や稲、果樹園まであって、まるで農園の中にあるみたい。
ガラス面にはスクリーンを兼ねて、稲掛けまで。
これはもう、田園風景のコラージュ。
畑が庭。
平日でしたが、割と人も多く、
気取ってなくて、和む雰囲気です。
事前予約で見学ツアーもやってるよう。
ワイワイやってて楽しそう。
あるテーマの中で、やりきる。
テーマパークのようなスペースでした。
keep smiling!
奥野 崇
広島県、宮島の対岸にある敷地、大野妹背の家。
晴れの良き日に、地鎮祭を迎えました。
お仕事に打ち込んでこられたご夫婦の、これから、を考える住まい。
いわゆる終の住処となろうかと思います。
ご夫婦・ご親族、工事関係者と共に、笑顔のおまつりとなりました。
工事の安全を第一に、
よりよい建築となりますよう尽力してまいります。
keep smiling!
奥野 崇
UKのサウサンプトンから届きました。
「侘び寂び」をテーマに、日本の美意識について書かれた洋書です。
静かな四阿をつくりたい、とUKにて計画している。
作家のBeth Kemptonさんから新刊のプレゼント。
彼女は日本で数年間生活をした後、現在はUKにて家族と幸せに過ごしています。
直筆の暖かいメッセージににんまりしつつパラパラとめくると、僕の名前。
びっくり。
京都でお話しをしたのもいい思い出。
ありがとうBethさん。
設計のほうは、ゆっくりじっくりと進みます。
keep smiling!
奥野 崇
内子、石畳地区にある弓削神社。
細い尾根の道のその先に突然あらわれます。
溜池を渡る、屋根付きの太鼓橋がこぢんまりと。
丸太材を用いたそれは、周辺の田園風景の延長にあるようで、とてもいい。
あまりにコンパクトなので、人間はもちろん、
森の動物達も使ってそうでワクワクする。
気持ちいい風景。
ガードレールがないからか、爽快。
続いては、大洲の少彦名神社へ。
参籠殿は山の斜面にせりだして建っています。
木々の枝葉と同じ高さにいる、という浮遊感。
空間の高さの操作と欄間開口が効いています。
風景と自然と建築と。悶々と考える。
keep smiling!
奥野 崇
真言宗光林寺 位牌堂が
カナダを拠点に、建築と旅とを専門に扱うサイトに紹介されています。
AVONTUURA / Canada
西条の家、
猛烈なラストスパートで無事引き渡しを迎えました。
(エアコンの目隠しなど一部は間に合わず。。。)
現場監督 兼 建主さん、というあまりないケースなので
追い追い設置ということで。
石鎚山を望む敷地。
窓の取り方と、そのバリエーションは大きなテーマとなりました。
窓辺も居場所となるようにと、高さ36cmのベンチに高さを合わせます。
内障子には、強化和紙と透過性のあるこよりを編んだスクリーンとを貼りわけ
閉めた状態でも山並が伺えるように。(スクリーンは一番上の桝目部分)
かね折りの窓は、引き戸を全て引き込むこともできます。
今の季節、生命力に満ち満ちた稲が眩しい。
引っ越し直前の写真のため、ガランとしていますが、
奥へ奥へと繋がる空間の繋がりは十分に感じられます。
引き続いては造園工事。
バトンは渡ります。
keep smiling!
奥野 崇
しっとりした、心地よい明るさ加減。
引き渡し後1ヶ月を経た、中野町の古民家改修。
新しい住まいにも馴れてこられたでしょうか。
窓際のベンチは、今の所お子さんのお絵かき台のよう。
クレヨンのあとが微笑みを誘います。
室内間で熱的境界をつくるために用いた、ツインカーボ。
ポリカーボネイトがダンボールのような断面になっており、ガラスよりも高い断熱性を有します。
性能を高めつつ、元々あった細い格子戸の雰囲気を引き継ごうとひと工夫。
新しい引き戸のツインカーボの断面へ
5mm角の極細木材を一定間隔で差し入れ、それをはめ込みます。
キラキラ光るポリカーボネイトと、細い細い格子の影。
写真ではとらえきれない、魅惑の光。
keep smiling!
奥野 崇
石鎚山を望む家。
かね折り窓の周辺もあと少し。
現場内は多くの職人さんでごった返しています。
この様子も残り数日、と思えば少し寂しくもあるような。
一方、外部は静か。
外周囲いは、アイデアの光る納め。
元々あった、コンクリートブロック用の鉄筋を活用して
U字溝材を型枠に現場打コンクリートで支柱をつくる。
「牧場みたいなラフな囲い」とお話ししたのもいい思い出です。
ランドスケープ礒崎さんの仕事。さすがの柔軟さ。
keep smiling!
奥野 崇
外部の差し掛け屋根の工事がはじまっています。
吹寄の小舞女竹を仮固定。
その後に藤蔓を用いて、尺八と小舞を編んでいきます。
向きや結わえ方、下処理を確認。
編みこみも大工さんの仕事です。
その後に野根板の屑張へと進んでいきます。
母屋棟は、少し先行して建具の製作打ち合わせ。
1ヶ所ずつ図面化してやっていきますから、なかなかのボリュームです。
特に建具まわりは仕事が細かくなります。
直接手でふれますし、毎日毎日動かすところ。
見えない工夫を皆で込めます。
keep smiling!
奥野 崇