松山の家 竣工写真

建築写真家の小川重雄さんから、竣工写真が届きました。

 

引渡しを終えたのは、今年はじめのこと。

その後、コロナ禍の影響もあり

撮影のタイミングを伺っておりましたが、

建主さんご協力のもと、秋が深まるころに漸く叶いました。

 

数年前から特に取り組んできた、

「意匠・構造」と「温熱環境」の重ね合わせ。

ひとつの結果を見たようで、確かな手応えを感じています。

 

 

松山の家

 

 

 

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奥野 崇

category : お知らせ | posted at 2020.11.8

午後のひかり

打ち合わせの合間。

美しい光にはっとする。

きよらかで、あたたかい。

 

松山市内、木のクリニックの現場。

 

 

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奥野 崇

category : 現場進捗 | posted at 2020.11.1

掲載情報

Out of the Woods

「多度津の家」が掲載されている書籍が出版となりました。

 

 

ベルリンを拠点とするgestaltenから連絡があったのは4月のこと。

特にヨーロッパでは新型コロナウイルスが猛威を振るっており

書籍化は本当に実現できるのか、と心配したくらい。

 

gestaltenという出版社のことは

THE TOUCH という書籍を通じて知っていました。

それはKinfolkとNorm Architectsによる美しいイメージブックで、

とあるクライアントにも紹介したほどの完成度。

これは光栄なことと、ふたつ返事でお答えしました。

 

木の空間を特集した本書。

11月には、ドイツ国外でも発売になるよう。

機会がありましたら、ご覧くださいませ。

 

 

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奥野 崇

category : お知らせ | posted at 2020.10.28

霜降(そうこう)

二十四節気の第十八。

 

朝晩の冷え込みがさらに増し、北国や里山では霜が降りはじめ、

少しずつ、冬の足音が聴こえはじめる頃。

事務所には素敵な新入りさんを迎えました。

日本のバラの代表的な原種である「ノイバラ」の大枝。

別名「野バラ」とも呼び親しまれています。

 

もともと有棘の低木類のバラのことを茨(イバラ)と呼んでいて

野生のものであるから、野茨(ノイバラ)となったもの。

 

 

10月も終わりに近づけば、実もしっかりと赤くなります。

秋が深まるころの愉しみのひとつ。

 

 

 

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奥野 崇

category : 季節手帖 | posted at 2020.10.23

釣瓶落とし

「秋の日は釣瓶落とし」

釣瓶(つるべ)が井戸にストンと落ちていくように

秋の日は、あっという間に日が沈むことを形容して使われます。

 

まだ明るいと思っていたのに、もう真っ暗なんてこともしばしば。

暮れの早さに、はっとしてしまう。。。

 

釣瓶が落ちていく速さには、

まだ心が追いついてないようです。

 

 

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奥野 崇

category : 季節手帖 | posted at 2020.10.18

お知らせ

思い返せば、2013年のことだったとは。

 

事務所を設立して、間も無く。

いつかは、と憧れていたところへ滞在。

偶然にも建築家の中村好文さんにお会いしたのもいい思い出です。

 

スケッチの旅もここから始まりました。

 

 

amanを巡る旅

を追加しました。

category : 建築をまなぶ旅(海外) | posted at 2020.10.12

今治の現場

玉川の家

長閑な川沿いの景色と共にある住まい。

 

10月中頃には足場払いの予定です。

馴染みの大工さんと各職方の面々。

互いに積み上げてきたものが熟成し、安心感に満ちています。

 

高橋の家

外構・植栽工事を終え、最終の確認へ。

 

自然石で土止めをした法面が

緑で覆われる様子を心待ちにしながら

季節の巡りを楽しむことにいたしましょう。

 

 

 

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奥野 崇

category : 現場進捗 | posted at 2020.10.4

設計者ができること

この夏をかけた設計が一段落。

総代さんへの実施図面説明を無事終えました。

香川県三野町にある寺院にて

本堂及び周辺の諸堂整備を行います。

 

 

寺院という工法上の特殊性もありますし、

何より、世代を越えてそこに在り続けられるように。

あの時の自分と、今の自分とを繋ぐ

「懐かしい」という人にしかない感情はとても大切だと思うのです。

地域、文化、記憶、、、。

あらゆる想いをのせて設計者ができることは

具体的に、丁寧に、図面化することだと考えています。

 

 

 

keep smiling!

奥野 崇

 

 

category : 現場進捗 | posted at 2020.9.30

建方にむけて

月末の建方へ向けて、化粧材の確認と番付へ。

松山市内で木造のクリニックをつくります。

 

番付とは、どの木材をどの場所に使うのかを割り振る作業。

木材は工業製品のように均一ではありません。

それぞれが異なる表情を持っていますので

より活きるように皆で思案する。

 

 

良質な地のものを使える幸せを感じながら、

木が育った年数をこえてなお

使い続けられる建築をつくらなければ、と改めて思います。

 

 

 

keep smiling!

奥野 崇

category : 現場進捗 | posted at 2020.9.17

秋の声

茹だるような暑さの日々も、今は懐かしく感じるほど。

随分と過ごしやすくなってきました。

暑さがおさまってくると、

なんだか空気が澄んで、引き締まったように感じます。

 

秋の気配と共に聴こえてくる物音を、

先人は「秋の声」と呼びました。

それらを「音」としてではなく、

命あるものの「声」として聴いたのです。

 

静かな朝、穏やかな風、揺れる葉先、赤い夕焼け、夜の虫のささやき。

積み重なる小さな変化とその声に、

心を澄まして向かい合ったのでしょう。

 

 

どこかもの寂しい夜の静けさが好きな季節です。

 

 

 

keep smiling!

奥野 崇

category : 季節手帖 | posted at 2020.9.10
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