讃岐緑想、というそう。
堀部安嗣さんと、菅組さんとの仕事を拝見する。
全体から細部にわたる完成度の高さに魅了されます。
建物は、写真スポットとして知られる、父母ヶ浜のすぐほとりにあります。
聞けば2,3年前までは特に立ち寄る人もいなかったとのこと。
いまや、一日で約4000人が訪れる場所となったきっかけは、
市の職員の方がアップした地元を紹介する一枚だった、と聞くと驚き。
息を呑む、とはこのこと。
途中立ち寄った暮らしの森さんのおすすめ、高屋神社。
荘内半島から四国中央市まで、瀬戸内海を一望できます。
屹立する四国山脈と靄がかる瀬戸内海の関係は、
太古からの歴史を感じずにはいられません。
暮らしの森さんにある、お料理教室。
多くの人影が見えて、なんだか幸せそう。
どこにでもあるような倉庫を改修して、人が集まる場所へと変えています。
改めて感じるのは、
「つくる」から「見つける」への価値の変遷。
自らの足元にあるものを見つめ直し、すくいあげ、まもり、育む。
領域を限定せず、開かれた感覚をもって、
人の居場所を整えることに取り組んでいきたい。
keep smiling!
奥野 崇