メキシコの旅1 キンベル美術館

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メキシコ入りする前に、アメリカのテキサス州ダラスにて乗り換え。
ほど近くのフォートワースまで足を伸ばして、
1972年のルイス・カーンの仕事キンベル美術館へ。
 
実はカーンには個人的に思い入れがありまして。
僕が建築を志すきっかけとなった、学生時代の恩師から
当時ルイス・カーンの素晴らしさを聞いておりました。
 
いくつかの本を読み漁りましたが、
なにしろカーンの言いまわしは詩的で難解。
当時の僕には、理解できていたのか、できていなかったのか。。。
時を経て今ようやく体験する機会を得た、といったところです。
 
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建築自体は特に突飛な形状をしているものではなく、
かまぼこ上の屋根が連続するもの。
一見、古典建築のようでもあります。
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頂部にトップライトが設けてあり、
内部側の反射板によって、天井面へ自然光が柔らかく拡散させるのが特徴。
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建築の要所にいくつか計画されている中庭。
そろぞれは決して広くないですが、効果的でとてもきれい。
 
 
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見所がたくさんある建築ですが、
僕はこの建築の特筆すべきは、人の居場所の豊富さ、ではないかと思いました。
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建築の一部には、水盤を目の前にすっと置かれた石のベンチがあります。
先の中庭スペースの周辺もそうですが、
展示される芸術や、それぞれの歴史的背景に、
来訪者が物思いにふけるスペースが点在している。
 
光、という果てしない建築の要素をテーマにしながらも
それを使う人に眼差しが向いているというか。
想いを反芻できる、落ち着きある居場所のつくり込みが行われています。
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各部のスケッチ。
 
 
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ちょうど美術館の展覧会はルイス・カーン特集。
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カーンの使用した手帳や画材の展示はもちろん
ドローイングやスケッチの現物掲示も。
カーンのつくる繊細なイメージとは少し異なりましたが
力強く、生命力にみちたものばかり。
 
 
keep smiling!
奥野 崇
 
 

category : 建築をまなぶ旅(海外) | posted at 2017.5.14
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