インド洋沿いの海辺にあるヴィラ。
THE VILLAとCLUB VILLA。
正に隣り合わせにある宿泊施設。
あいにくTHE VILLAのほうはウェデイングの貸切状態だったため少しだけ。
現在はバワの関係者の手から離れていますが、
白と黒を好んだバワを慕ってかモノトーンのインテリア。
古い家を買い取り、バワの手によって改修、増築が繰り返されました。
もう一方のCLUB VILLA。今回の宿泊先ともなりました。
小さな単位で内部と外部が繰り返されるプラン。
もちろん温暖な気候は背景にありますが、めくるめく空間体験の多様さはバワの真骨頂。
客室は約20室程の小規模なもので、
背の高いエントランスのホールから4室程のユニット単位で散りばめられています。
宿泊の客室以外も見学できましたが
建物の断面形状をいかした、全室ほぼプランが異なる客室。
ゆったりと滞在して部屋の違いを楽しむのもひとつかもしれません。
客室内でも居場所のつくりかたは光ります。
客室内の実測。
平面図右の出っ張った窓辺のスペースは庭を望む、とても気持ちの良い空間でした。
バワがそこでどう佇んだのかが想像できるようなプランで
インテリアや家具も含めた、過ごし方の提案をしてくれているよう。
建築、インテリア、家具、照明、ファブリック、調度品がひとつとなるということ。
keep smiling!
奥野 崇