2016年3月

スリランカ、バワ建築の旅1 カンダラマ

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マンゴーのような形をしたスリランカの中央の少し北にあるダンブッラの町。
そこからポツポツと民家が続く、そのまた奥に
バワ特集の表紙を飾ってきたカンダラマホテルはあります。
その姿は、熱帯のうごめく緑に取り込まれるよう。
建物と自然との境界線はなくまさに一体といったところか。
バワ本人は、50年後には野生動物の住処になればよい。と力説したとのこと。
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周辺の緑のなかを空中散歩するかのような客室廊下部分。
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レストランも自然と一体にあるように。
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フチのないインフィニティプールはバワの発明と言われています。
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いつか誌面でみた、岩が剥き出しのエントランス部分。
集光の強い光が陰影を際立たせます。
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外の力強い自然に対しての配慮か、客室内部はいたってシンプル。
ファブリックの使い方、照明のディティールなどバワらしさ、が垣間みえます。
 
 
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建物と自然が一体となったヴィジュアルがあまりに印象的だが、
体験してみて思ったのは、あちらこちらに居場所をつくるバワの巧さ。
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客室を片廊下型の廊下で接続しているため
その廊下部分は単なる移動スペースとして単調になりがち。
バワは客室を一定数のユニットにわけてその隙間部分に
湖が見えるスペースや、岩肌を望むスペースなどそこそこに落ち着いたたまりをつくる。
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自然を愉しむ処をいくつも用意してあって、
次は何、とわくわくする。飽きさせない。
うろうろ、うろうろしてしまいました。
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一見マクロに建物の姿を設計しながらも、ミクロの部分が魅力的な建築。
いいなあ。
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余談ですが。
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ロビーにあるふくろうの彫刻はあまりに有名で
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バワとの建築においてもアートにおいても、協働関係にあったラキ・セナナヤケの作。
 
そのラキさんはカンダラマ近くにお住まいとのことで、お会いできました。
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自然のなかに悠々自適に暮らされていました。
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ここにもふくろうが。(現地の言語であるシンハラ語ではバッサというそう)
好き、なんだそう。
 
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感動のバワ建築の初対面の興奮さめないまま、
古都キャンディへ。
 
keep smiling!
奥野 崇
 
 
 

category : 建築をまなぶ旅(海外) | posted at 2016.3.25
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