東京での打合せにあわせて、
いつかはみてみたいと思っていた「森山邸」へ。
設計は西沢立衛氏。
東京でも下町のゴチャゴチャした住宅街の中に埋もれるようにあります。
狭い道路を抜けると、白い小さな箱達。
思っていたより、随分小さな箱の集まり。
通常の住宅のスケール感より
小さなこの集まりに不思議な感覚を覚えます。
またそれらの距離感もあわせて小さい。
建物どうし、道への引き、街の人との距離。
スケール感、距離感の操作により、ある世界感をもった空間ができていました。
それはいわゆる住宅では感じることのない、
新しい感覚、体験。
人のためにつくられたものではないモノに
人が住み着いたような、楽しげでいきいきとした生活の雰囲気。
人の感覚に訴えかけるような建築。
新しい住まいのひとつのカタチ。