まず、最初に訪ねたのは長野県松本市中心部にあります
まつもと市民芸術館。設計は伊東豊雄氏。
様々な文化活動に理解のある松本市民の拠点でもあり、
年に一回開かれ、小澤征爾氏が総監督を務めることでも知られる
サイトウキネンフェスティバルのメイン会場にあたる劇場でもあります。
施設の特徴はなんといっても緩やかにカーブした外壁部分に散らばった
「おにぎり型」のガラス面。
外壁面に象嵌されたその半透明のガラスは
陽があるうちは、来館客のワクワク感を演出し、人々を誘導する光として
また夜間は内部での賑わいの様子を街に投げかける光として
でしゃばりすぎず、しかし印象深いものになるようデザインされていました。
そのほか来館客のワクワク感の演出が素晴らしく
奥を見通せない外壁面のカーブや
奥へ奥へ人々を誘導する間接照明、
天井に埋め込まれたダウンライトによる光のカーテンなど
細やかな設計をされていました。
また今回は事前アポにより
劇場内部の見学もさせていただくことができました。
普段みることのできないステージ内部や練習スタジオ
小澤征爾氏もつかったという楽屋など
貴重な体験をさせていただきました。
案内くださった清沢さんに
次はサイトウキネンフェスティバルでお会いすることを約束?して
軽井沢へ向かいました。