BLOG

1月2019

小屋場 只只

先日のこと。

山口県南部の大津島にある、1日1組の小さな宿「小屋場 只只」さんへ。

IMG_2785

大津島は、徳山港から生活用フェリーで30分の南北約10kmの小さな島。

太平洋戦争末期に人間魚雷回天の訓練基地があったところで、当時の軍事施設の一部は現在も残っています。

訓練にのぞんでいたのは二十歳そこそこの若者だったと、後から知りました。

IMG_0047

激動の悲しい歴史と、そんなことはまるで感じさせない穏やかな海。

そのすぐ傍に飾らない空間はありました。

IMG_0067

建築がもつ作為は時の経過とともに薄れ、

オーナーの哲学と、地に足が着いた宿守の方の空気感によって、もうひとつの家に帰ってきたような感覚。

勝手に「たくさんのしてもらえる」を期待していた自分に気付き、少し恥ずかしくもありました。

IMG_0194

オーナーが記した宿の記録帳に

「自分のためではなく、他者のために全力で生きた若者がいた。全国の人にそのことを知ってほしかった」とありました。

IMG_0082

贅を尽くした料理やサービス・建築だけが価値ではない。

伝えたい想いと空間と時間があれば、それでいい。

何にもないことは人を豊かにさせてくれます。

 

 

keep smiling!

奥野 崇

CATEGORY : 建築をまなぶ旅 

ブドウ棚のある家

着々と工事が進みます、ブドウ棚のある家。

IMG_2863

主な居室である、

リビングやキッチン、ライブラリーの外には大きなガラスの庇があります。

この下で、建主さんの趣味であるブドウを栽培するという仕掛け。

ブドウの土はコンテナへいれて自動散水装置で管理しますから、

土間へは防水・排水処理を行っており、最後にウッドデッキを施し室内とフラットに繋がります。

 

もうひとつの工夫は網戸の位置。

ガラス戸は写真左の内外境界へ、ロールアップ網戸は写真右の白い柱へ。

建具と網戸の間に空間があるということ。

つまりブドウ棚の下は、外なんだけれど虫は寄ってこない、

内と外の間のようなスペースになります。

数年、シンガポールで生活されていた建主さん。その時の経験談がヒントになっています。

 

ゆらゆら揺れるブドウ棚の下、こもれびのなか午睡の時間。

そんなひとときを思いながら設計しました。

 

 

keep smiling!

奥野 崇

CATEGORY : 現場進捗 

多度津の茶室

IMG_2581

昨年末に母屋の引き渡しを終えましたが、お茶室の工事は続きます。

海にほど近く潮の香りがする敷地のため、屋根はステンレス鋼板にて。

IMG_2553

内部の大工工事も着々と。

今回は裏千家のお茶室。大水屋としています。

障子が打たれるのがたのしみ。

 

暖かくなる頃には、お披露目となりましょうか。

 

 

keep smiling!

奥野 崇

CATEGORY : 現場進捗 

掲載サイトのお知らせ

01

城南の家が

アメリカの建築専門ウェブマガジン、Arch dailyにて紹介されました。

 

おじいさんの家を引き継ぎ、

耐震・断熱改修を施した若い家族の住まいです。

 

どうぞご覧くださいませ。

 

keep smiling!

奥野 崇

CATEGORY : お知らせ 

新たな一年

2019

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 

新たな一年。

本年も、真摯に建築に向き合う所存でございます。

皆様、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

keep smiling!

奥野 崇

CATEGORY : お知らせ