海岸沿いのオフィス
敷地は松山市内の海のすぐそば、1・2階が事務所、3階が住宅として使われる建物。
海事関係の業務を行っており海外からの来客も多いとのことで、1階部分は主に応接スペースとして使われ、2階部分が通常の執務スペースとなっている。エントランスから2階に至るまでには、空間の抑揚や素材の粒子感に特に注意を払いながら、見える先々に固有の景色が拡がっていくように設計している。
3階の住宅部分については、インテリアとしての質を高めることはもちろん、断熱性や耐風性、西日の日射遮蔽や塩害への対策など、日々を心身共に健やかに過ごすために基礎能力を十分に引き上げている。