愛媛経済レポートの記者、田中さんが
同誌の人物取材にと事務所にきてくださいました。
以前、notesの取り組みを取り上げて頂いたことをきっかけに
今回は私の来歴についてのことでした。
取材後、話題は田中さん自身のことへ。
自転車が好き、小説が好き、な氏は
自転車メーカーを経て、現職の記者になられたとのこと。
今でも自転車を組み立てる事もあり、4台を所有しているし
小説については「オタクなんです」と。
好きこそものの上手なれ、とはよくいったものですが、
「努力をしてきた」なんて感覚ではなく、
きっと「没頭してきた」んだろうなあ。
普通にやってれば気にならないような細かいところまで
どんどん掘り下げて、こだわってしまう。
それをやっているとき、はなしてくれるとき人はたいていキラキラしているもの。
どんな業界であれ、オタクな方にお会いすると嬉しくなります。
keep smiling!
奥野 崇

松山市内にて設計中の7戸のアパートメントの打合せの為、
双海の共栄木材さんへ。

素晴らしい環境の中にある仕事場。
自社で設計施工された工場が並び
木材の変色が周辺の景色となじみます。

木材加工の様子も見学させていただき
ネイキッドでカッコイイ建物。
打合せを終えた後、
「ここの絶景にお風呂をつくりたい!」との話しで盛り上がりました。
人工物のまったくない環境の中につくるお風呂ってどんながいいだろうね、と。
お風呂ときくだけでもってしまう、ある種の先入観ごと
一度考え直すところからはじめる必要がありそうです。
keep smiling!
奥野 崇

チェコ共和国のインターネット総合情報サイト Novinky.cz に
長浜の家の特集記事が掲載されました。
閲覧はコチラから。
このところ海外の編集者からの問い合わせが多く、ありがたいこと。
現在アメリカを拠点とする出版社から、2015年発売予定の書籍の掲載相談も頂いております。
グローバル時代だからこそ、和風という日本の建築に注目して頂けるのか。。。
これからも、自分達の見つめるものを大切に「本当」をつくっていきます。
keep smiling!
奥野 崇

松山は台風による大きな影響もなくひと安心。
夏らしい色の空。

松前の現場は予定通り、解体工事がすすみます。
リノベーションするオフィス建物もがらんどうに。
壁やら天井やらがなくなってすっきり。
あまりに開放的なので、このままでもいいなあと思ったりもしますが、きちんと改修いたします。

夏の光は陰影がつよい。個人的にはもう少し柔らかい光が好きです。
keep smiling!
奥野 崇

プランを考えるときは、平面の計画とイメージの手書きスケッチを並行して進めていくのが、私のやり方。
全てが決まってからかくのではなく、かきながら考えるといった感じ。
ここは少しさみしいなあ、ここはもう少し光が欲しいなあ、とインテリアも同時に進めます。
いろいろなやり方はあると思いますが、私はこの方法がしっくりきます。
keep smiling!
奥野 崇
国土の広大さからなのか、文化の側面からなのか
日本と中国の建築への考え方や捉え方は少々異なるように感じます。
最も感じた差は視点の位置かなあと。
かなり暴力的な整理ですが
部分から考えていくのが日本的で、全体から考えるのが中国的。
ただし、どちらが良いとか悪いとかよりも、
最も重要な事は
それらミクロとマクロを自由に行き来できる感覚だと思います。
では写真をパラパラと。
オリンピックのメインスタジアム「北京国家体育場」 通称 鳥の巣。
設計はバーゼルの建築家ヘルツォーグ アンド ド ムーロンと中国のアーティスト アイウェイウェイの恊働。

北島康介選手が金メダル獲得して「何もいえねえ」とコメントしたのはあまりにも有名。
「北京国家水泳センター」 通称 水立方
設計はPTW、オブアラップ。


「望京SOHO」 ※SOHOとは事務所や店舗等のテナントビルの事。
設計は、現在様々な議論を呼んでいる新国立競技場の設計者に選定されたザハハディド。
イラク出身の彼女は、今後も世界の建築界を引っ張っていく重要な人物の一人です。

北京にある複合施設「三里屯SOHO」
設計は隈研吾さん。このすぐ近くでも新しい物件の建設が始まっていました。
ここのテナントはガラガラ。


おまけ。
北京から車で2時間弱の、蘇州の様子。
このまちは平山郁夫さんの作品にも多くみられ、水郷のまちとしてもあまりにも有名。


keep smiling!
奥野 崇

長浜の家のフォトブックが届きました。
今回、撮影頂いたのは東京を拠点にご活躍されております 相原 功氏。
故 西澤文隆さんらとの交流も深く、日本中の木造建築物を撮影されております氏。
ひょんな事から長浜の家を撮影して頂けることになり、
それだけでもあいがたい上に
その厳しい審美眼からみた貴重なご意見も。
嬉しいような、気が引き締まるような。
「これからもひとつずつ、しっかり続けていく事」
写真を見返しながら、そんな言葉を思い出しました。

keep smiling!
奥野 崇