WORKSへ2件の竣工写真を追加しました。
「ピアノ教室のある家」 松山市
「福音寺の家」 松山市
シニア世代と、子育て世代の住まいです。
どうぞご覧くださいませ。
この度の西日本豪雨により被災された皆様、ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
大洲・野村に住む私の親族も浸水や土砂崩れの被害があり、昨日日曜に大洲入りし、その現状を目の当たりにしました。
道端につまれた家財、横たわる車、なぎたおされたフェンス。
自然の力の強大さに恐怖を感じました。
同時に被害にあわれた方々のことを想うと、心が痛みます。
一人の人間として、また建築に携わる者として、なんとか力になれればと思います。
皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
奥野 崇

リビングの目の前に大きなブドウ棚がある住まい。
陽に照らされた綺麗な葉裏の緑を眺めながら、午後のお昼寝を。
気持ちの良い住まいとなりそう。
建築と植物をより密接に、網戸位置設定を変更して室内空間の延長を図ります。
「ブドウ棚のある家」
着工の運びとなりました。
keep smiling!
奥野 崇

広島での打ち合わせに合わせて、足を伸ばしました。
おりづるタワー。三分一さんの設計です。
原爆ドームを眺めることのできる敷地。
広島市内を見渡し、その歴史と重ね合わせ想いを馳せる。
まるで、CGのような景色をみながらも、路面電車の音に人々の鼓動を傍に感じる。
ふうっと、風が気持ち良い。
生々しい人の歴史と、あっけらかんとした自然の尊大さに
ふいに涙がでそうになりました。
また、来ようと思う。
keep smiling!
奥野 崇

私のライフワークとなっている、建築を学ぶスケッチの旅。
旅の写真、スケッチ、それに文章を書き下ろしたnotes。
2016年12月以来の発行となった今号のテーマは「窓辺」。
−本文より−
世界の様々な建築や街を旅する中で
時がとまったような美しさにみとれてしまう、忘れられない窓辺があった。
その瞬間を集めてみようと思う。
個人でできる範囲をと、50部に限ってお渡しできるものをつくりました。
リンク先のフォームにてお気軽にお問い合わせ下さい。
追って郵送させて頂きます。(無料で差し上げています)
keep smiling!
奥野 崇
週末の松山は、本当に気持ちよい天気。
四月にかけて、昨年から今年にかけて竣工した住まいへ伺いました。

ピアノ教室のある家
芝生の張り込みが終わりますよ、との庭師さんからの声。
そろそろかな、と久しぶりの訪問も快く迎えてくださいました。
「朝、ウッドデッキで新聞を読んでいるんです」
新しい住まいでの暮らしを楽しんで下さっているようで、にんまり。
こちらのほうが嬉しくなってしまいました。

福音寺の家
お父さんからプレゼントのモミジの新緑が清々しい。
玄関飾り用の、和釘と竹釘をお持ちしてのご相談。
すっかり住み慣れたお子さんが、お庭の案内役をかってでてくれました。
住み始めてからもたくさんの苗木を植え込んでおられて、
季節をかえて楽しめそうです。

東温の家
3月の引き渡し、引越し、数年ぶりの復職と慌ただしい日々が
ようやく落ち着いてきた様子。
リビングに大きな本棚を備え付けていますが、
お子さんの本を読む時間が増えたそうで、ほとんどテレビを見なくなったそう。
ご家族の表情がいきいきとしておられ、元気を頂きました。
これからも、ながいお付き合いの程、宜しくお願い致します。
Keep smiling!
奥野 崇

昨年9月に竣工致しました、
真言宗光林寺 位牌堂が
(社)照明学会の照明普及賞を受賞致しました。
平成29年 照明普及賞 受賞施設一覧
この場をかりまして、
皆様へのご報告と、関係者の皆様への御礼申し上げます。
keep smiling!
奥野 崇

週末は、四国の山奥へ。
大歩危よりさらに奥、祖谷地域の中にある篪庵(ちいおり)へ。
築300余年といわれる、古い民家を改修して宿泊できるようになっています。

現代的な使用に耐えうるように、骨組は残して大部分は改変されていますが
往時の様子は伺い知ることができます。
扠首(さす)構造でつくられた屋根は、分厚い茅で覆われていて
外壁は土壁をヒシャギ竹で保護した大壁となっています。
茅葺の民家をこんなに近くでみて、また滞在するのは初めて。
詳細部分を観察すると、大変勉強になりました。
材料は近くで調達できその特性にあった使い方を。
固い材料の逃げを、柔らかい材料でとる。
人の日々の営みである、囲炉裏での煮炊きによって
防虫、防腐、防草効果を生み出し、結果建物の耐久性をあげる。
なるべくして、なったという納得感。
先人から学ぶことは多い。
以下、写真やスケッチを並べてみます。




keep smiling!
奥野 崇