新潟県の十日町織物工業協働組合が
日本の伝統色をベースに制定した、1月の誕生色の名称です。
基となったのは、椿の深い紅。
椿は、古くから人々に愛されてきた日本を代表する花のひとつ。
18世紀にヨーロッパに渡ると、
端正な美しさから”日本の薔薇”と呼ばれ親しまれました。
「椿姫」の主人公マルグリットのように、
コサージュにするのが流行りだったんだとか。
冬の寒さの中に、凛として咲く深紅の花。
”控えめなすばらしさ”という花言葉のとおり、
寡黙なその姿に心惹かれます。
keep smiling!
奥野 崇
松山市内で工事中の現場。
年度内での竣工を目指して順調に進んでいます。
せっ器質タイル貼り
白河石敷き(ソフトビシャン、荒ズリ)
ひとつひとつ。
職人さんによる手仕事の集積が建築となります。
多くの人との関わり、
それも現場における醍醐味のひとつかもしれません。
keep smiling!
奥野 崇
新春の言祝ぎを謹んで申し上げます
善きことが穏やかに続く。
そんな日々の再来を、
心よりお祈り申し上げます。
奥野崇 建築設計事務所
「交々」は、もともと「此も此も」が語源だそうで
「これもこれも、かわるがわる、次々に」という意味があります。
悲喜交々、過ぎ去った一年。
本当にいろんなことがありましたが、残すはあと二日。
闇があるからこそ、光は感じられるもの。
悲しみがあるからこその喜びなのかもしれません。
それでも人は喜びをもとめて、それを分かち合いたいと生きていく。
新たな一年が、皆様にとって輝かしいものとなりますように。
keep smiling!
奥野 崇
年末年始の休業日のお知らせ
12月30日(水)〜1月3日(日)
二つの住まいを引渡し。
それぞれの住まいが持つ空気感とディティールの在り方。
確かな手応えを感じています。
今治・玉川の家
西条・飯岡の家
keep smiling!
奥野 崇
「冬至、冬中、冬始め」ということわざがあります。
暦の上では冬のまん中ですが、
本格的な寒さはまだこれから、という意味。
来るべき厳しい寒さに備えるために、
冬至に行われる風習はあるといえるかもしれません。
柚子湯は、ひび割れやあかぎれを治し
血行を促して冷えを緩和するんだとか。
冬至の日に入ると、風邪をひかずに冬を越せるとはよく聞く話。
なにより、気持ちのいい爽やかな香りが
心もリラックスさせてくれますものね。
keep smiling!
奥野 崇
冬の夜空を代表する星座といえば、オリオン座ではないでしょうか。
西洋ではギリシャ神話にでてくる狩人オリオンとして知られていますが
中国では白虎、インドでは鹿、とも見られているそう。
日本においては
外側の4つの明るい星が中ほどの3つの星を取り囲んでいる様子から
「鼓星(つづみぼし)」と呼びました。
星のそれぞれは
左上の赤く光る星ベテルギウスを「平家星」
右下の青白く輝くリゲルを「源氏星」と呼び、
平家の赤旗と、源氏の白旗に見立てたのです。
吐いた息をも白く光らせる冬の夜。
先人たちは、しんと静かな夜空の中に
ほんのかすかな鼓の音を聞いたのかもしれません。
keep smiling!
奥野 崇
先日の事。
名古屋の家、打合せ後
レンタカーにて数日をかけて足を延ばしました。
起源は奈良時代にも及ぶ
飛騨の匠による精巧な仕事を見てまわる。
人の息づかいが聞こえてきそうな距離感。
そのスケール感が興味深い。
デンマークはオードロップゴーにある住宅の
建設当時の図面に忠実につくられたもの。
テントの下にいるような住まいにしたい、と氏は語ったそう。
細やかなディティールの積み重ねによる、あたたかい住まいでした。
庄川流域にみられる、
合掌造りの古い民家の姿が見られます。
瞑想の森(伊東 豊雄)
誰もが自由に使える公園のような図書館。
グローブと名付けられたドームの下が、人の居場所になっています。
内と外との境界が曖昧で、新鮮な空間体験。
ここではたくさんのスケッチをしました。
愛知県立芸術大学(吉村 順三、奥村昭雄)
あくまでも人の大きさを基準に、綿密に丁寧につくられた建築群。
使う人への眼差しが、やさしさに満ちています。
線の数を減らす。
可能な限り部材数を少なくした、新しい感覚の茶室です。
keep smiling!
奥野 崇
およそ一年前の事でした。
建主さんからの一通のメールより始まった計画。
コロナ禍の影響もあり、
オンラインミーティングを重ねながら
無事、良き日を迎えることができました。
あわせて木材確認にも伺うことに。
岐阜県東濃地方で産出される良材、
東濃檜を活用した住まいとなります。
無垢材の扱いに長けた工務店さんとの
良き出会いにも恵まれました。
盤石の体制で工事に臨みます。
keep smiling!
奥野 崇