二十四節気での芒種の初候、
6月5日から9日頃を、蟷螂(かまきり)が生まれる時期として
蟷螂生(かまきりしょうず)と呼ばれます。
自然の中へ、と足を延ばした週末。
ふと木製ベンチの上に
黒い小さな、ちょうど蟻のような生き物を見つけました。
よく見るとそれは、
成虫と同じ形をした小さな小さな子蟷螂。
蟷螂(かまきり)といえば、
無謀にも強者へ立ち向かっていくたとえとして
「蟷螂(とうろう)の斧」ということわざがあるほど、日本ではポピュラーな存在。
一方で、鎌で獲物を狙う特徴的な姿が、
拝んでいるようにみえるので「拝み虫」という異名を持ちます。
ヨーロッパでもやはり、
その姿に祈りを連想したようで「祈り虫」とも「預言者」とも呼ばれるそう。
おもしろいですね。
子蟷螂はどうかといえば、、、
エイエイ、としっかりかわいらしく
拝んでいましたとも。
keep smiling!
奥野 崇