二十四節気において、春最後の一気を穀雨と呼びます。
穀雨とは、百穀を潤す雨のこと。
ぐんぐん、ぐんぐん
春の雨はさまざまな植物を育み、その成長を促していきます。
窓あけて 見ゆる限りの 春惜しむ (高田蝶衣 1886-1930)
行く春、とも表現されるこの頃。
たくさんの植物がその華麗な花を咲かせる中、
惜しまれつつも、たけなわの春は過ぎ去ろうとしています。
奥野 崇