秋の野に咲きたる花を指折り
かき数ふれば七草の花
萩が花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花
また藤袴 朝顔の花 ―山上憶良「万葉集」
秋の七草の一つ、藤袴(フジバカマ)が満開です。
桜餅のような独特の香りに誘われてか
そこには、アサギマダラの姿が。
アゲハチョウのように細かく羽ばたかず、
ふわふわと飛翔するのがその特徴です。
また、その様子からは想像し難いのですが、
中には海を越えて台湾まで飛んでいくものもいるんだとか。
アサギマダラは、季節により長距離移動する日本で唯一の蝶なんです。
名前に含まれている
「浅葱(あさぎ)」とは青緑色の古称で
その美しい羽の色に由来しています。
透き通る陽のひかり。
秋晴の下、空気がより澄んだ気がしました。
奥野 崇
事務所のインスタグラムページ。
週に1回の投稿と、
ゆっくりではありますが、
少しずつ更新を重ねてきました。(英語と日本語の解説付)
おかげをもちまして、
3万をこえる方々からフォロー頂きました。
この場を借りまして御礼申し上げます。
奥野崇 建築設計事務所
1995年に出版された書籍。
東西古今の花にまつわる歴史と記憶がまとめられています。
花のそれには、自然環境だけではなく
人間の影響が小さくはないようです。
美への欲求を発端とする、人間の業とは計り知れないものがありますね。
ひょんなことで出会った、
とってもおもしろい方に教えて頂きました。
新しいオフィスでの庭づくりにも参画して下さっています。
どこかの場面で、ひろくお話しを聞けるような機会ができればいいなと妄想しています。
奥野 崇
ご夫婦で暮らす、
ころんと可愛い住まいができました。
ピアノ教室も併設しており、みんなに愛される場所になるといいな。
八幡浜の家、竣工です。
ところかわって。
東京都足立区で進めてきた住まいからも、竣工の知らせが入りました。
情緒と性能のどちらもあきらめない。
無事、東京ゼロエミ住宅の認証となりました。(Ua値:0.35、BEI:0.66)
落ち着いた頃、改めてお伺いできればと思います。
奥野 崇