昨年末のこと。
人口1500人あまりの小さな町、徳島県上勝町へ。
上勝町は、2003年に日本ではじめて「ゼロ・ウェイスト宣言」を採択。
"排出ゴミを可能な限り減らした上で、リサイクル率を高め、廃棄物処理されるゴミをゼロにすること"を目指すものです。
上勝町の取り組みにおいて特徴的なものとして
1, 町にゴミ収集車がないこと
→ゴミは自分達でもっていく
2, ゴミは45分別
→それぞれの処理に必要な費用を見える化
3, 生ゴミ堆肥化100%
→各家庭にあるコンポストで処理
今回は、活動の中心であるゼロ・ウェイストセンター脇に新たにできた
宿泊体験施設「HOTEL WHY」にお世話になりました。
あくまで"体験"のため、宿泊者も町の人と同じように分別やゴミ出しを求められます。
既に完成しているブリュワリー建設の経緯、
時の町長であった笠松さんや関係者の踏ん張りなど
上勝出身の方からのお話しに胸が熱くなりました。
WHY do you buy it?
WHY do you throw it away?
なぜそれを買うのか?
なぜそれを捨てるのか?
私たち消費者は問いかけられます。
WHY do you produce it?
WHY do you sell it?
なぜそれを作るのか ?
なぜそれを売るのか?
私たち生産者は問いかけられます。
上勝町ゼロ・ウェイストセンターでは、
WHYという疑問符を持って生産者と消費者が日々のごみから学び合い、ごみのない社会を目指します。
(上勝町ゼロ・ウェイストセンターHPより)
keep smiling!
奥野 崇
新潟県の十日町織物工業協働組合が
日本の伝統色をベースに制定した、1月の誕生色の名称です。
基となったのは、椿の深い紅。
椿は、古くから人々に愛されてきた日本を代表する花のひとつ。
18世紀にヨーロッパに渡ると、
端正な美しさから”日本の薔薇”と呼ばれ親しまれました。
「椿姫」の主人公マルグリットのように、
コサージュにするのが流行りだったんだとか。
冬の寒さの中に、凛として咲く深紅の花。
”控えめなすばらしさ”という花言葉のとおり、
寡黙なその姿に心惹かれます。
keep smiling!
奥野 崇
松山市内で工事中の現場。
年度内での竣工を目指して順調に進んでいます。
せっ器質タイル貼り
白河石敷き(ソフトビシャン、荒ズリ)
ひとつひとつ。
職人さんによる手仕事の集積が建築となります。
多くの人との関わり、
それも現場における醍醐味のひとつかもしれません。
keep smiling!
奥野 崇
新春の言祝ぎを謹んで申し上げます
善きことが穏やかに続く。
そんな日々の再来を、
心よりお祈り申し上げます。
奥野崇 建築設計事務所