今という時だからこそ、
手元にある活字に手が伸びます。
言葉という抽象的なもので、
世界を描き、情景をつくりだす。
ふわふわしたなかを独りで漂う感覚が、小説の好きなところ。
火山のふもとで 松家仁之
軽井沢を舞台に、
設計事務所に勤める僕と、その事務所を主宰する先生、同僚たちとの物語。
自然の中の静かな環境で紡がれる、
先生のぬくもりに満ちた言葉の数々にじんわり。
大切な一冊です。
keep smiling!
奥野 崇