ずっと使われたり、続いていたりしているもの。
それらを引き継ぎ、繋げていく仕事。
「どういう態度で接するか」
ヒトやモノやコトに関わる、建築設計の根元のような気がします。
酒蔵の改修
寺院施設の改修と護摩堂の新築
keep smiling!
奥野 崇
八幡浜市立日土小学校 / 設計:松村 正恒
八幡浜市街から車で約20分。
山に囲まれ、澄んだ小川のほとり。
ひっそりとその建築はあります。
1956年竣工、2009年改修工事完了、2012年重要文化財に指定。
現役の小学校として今も使われており、
年に3回、3日間だけ一般公開されています。
前職にて、改修工事の一部作業に関わらせて頂きました。
それからはや10年。
改めて、その建築の魅力に引き込まれます。
山間の心地よい風と共に。
光あふれ、軽やかに。
keep smiling!
奥野 崇
竣工から半年の、「ブドウ棚のある家」へ。
大きなガラス屋根に覆われたブドウ棚の下は、
ロールアップ網戸で囲いこまれた半外空間です。
元々、ブドウはもちろん果樹栽培が趣味の建主さん。
夏は茂り、冬は葉を落とすその植生から、
リビングを含めた主な居室と、
距離的にも、温熱的にも密接にあるよう設計を行いました。
早生の品種は、お子さんのおやつとなり収穫を終えていましたが、
シャインマスカットはあと少しで完熟とのこと。
ゆらゆら、さらさら。
ブドウの下の窓辺が、気持ちの良い人の居場所に。
keep smiling!
奥野 崇
変えられない既存部分と向き合いながら、
それらをポジティブな方向へと導こうと取り組む。
マンションのワンフロアを全面改修する。
制約のある枠組の中で、そこにあちらに。
じっくり観察をして、良さを見出し、整えていくような感覚でした。
静かに、しっとりと。
keep smiiling!
奥野 崇