大洲、臥龍山荘にて

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大洲の肱川沿いにある、臥龍山荘。
古くからの景勝地であった場所を、木蝋貿易の成功による明治の豪商、河内寅次郎がつくらせた数寄屋建築で
今年の7月には国の重要文化財に登録されました。
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週末はしとしと、雨。
雨にくるのははじめて。紅葉、黄葉の木々が美しく映えます。
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苔に落ちた葉もきれい。
この山荘は臥龍院、知止庵、不老庵と三つの建築からなります。
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最も奥にある不老庵に続く飛び石の中に、ひときわ大きい石。
安定したその石からふうっと顔をあげると、肱川に浮かぶ建物が。
縦長のプロポーションがあいらしい。
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アプローチに対して若干角度をふって建物を配置。
川沿いの崖に懸造り(がけづくり)と呼ばれる工法でたちます。
 
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茅葺屋根や塗り残し壁など、草庵としての素朴さを持ちながら
全体的に背の高い空間で、手の込んだ仕事が多く、高貴さも持ち合わせる。
 
keep smiling!
奥野 崇
 
 
 

category : 建築をまなぶ旅(日本) | posted at 2016.11.28
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