豊中での打ち合わせにあわせて足をのばしました。
カトリック宝塚教会、村野藤吾氏の設計です。
白鯨が大地に降り立ったというイメージらしく、その姿はまるで生き物のよう。
ぬるぬるとうごめく、ある瞬間で固定された建築。
その自由な曲線がつくる様子は独特のやわらかさが伝わってきます。
土地との接し方にも特徴があります。
大地との境界線は曖昧でなじませている。
樋の仕舞もおもしろい。
雨すらもたのしんで見せる。
村野藤吾デザインの置き椅子。
信者さんの座るためのもので築50年を経た現在でも現役とのこと。
線の細い、その品のある立ち姿は流石の一言。
keep smiling!
奥野 崇