暑い暑い日が続きますが、現場のほうも着々と進んでおります。
会津町の家。
天井のサツマヨシの詰貼も完了。
キッチンの大理石貼りも始まりました。
竣工に向けて、さらなる調整を重ねます。
keep smiling!
奥野 崇
豊中での打ち合わせにあわせて足をのばしました。
カトリック宝塚教会、村野藤吾氏の設計です。
白鯨が大地に降り立ったというイメージらしく、その姿はまるで生き物のよう。
ぬるぬるとうごめく、ある瞬間で固定された建築。
その自由な曲線がつくる様子は独特のやわらかさが伝わってきます。
土地との接し方にも特徴があります。
大地との境界線は曖昧でなじませている。
樋の仕舞もおもしろい。
雨すらもたのしんで見せる。
村野藤吾デザインの置き椅子。
信者さんの座るためのもので築50年を経た現在でも現役とのこと。
線の細い、その品のある立ち姿は流石の一言。
keep smiling!
奥野 崇
道がくねくねと曲がっていく、武家屋敷の名残がみられる町並み。
一気に攻め込まれないよう、防衛上の意味合いがあったそう。
その昔の人々の生活の様子を想像する一瞬。
暮らしや産業に密接な遺跡に惹かれるこのころ。
keep smiling!
奥野 崇
建築をつくる上で、
どうしても逃れられない、いいなあと思える自分の原風景のようなものがあるように思う。
建築のカタチといった直接的なものだけでなく、
風景や場面から結びつく、遊びや地域との繋がり、生活の様子。
それらは、当たり前のように建築のカタチに影響を及ぼし、人の暮らしに関係する。
内部と外部が密接で、伸びやかに。
それでいて、こもるような休まる居場所をつくる。
田んぼの中にある、丹原の家。
いつかみた風景の中にある家。
keep smiling!
奥野 崇
まさに夏、の陽気のなか棟上げの日を迎えました。
石鎚山系を望む「丹原の家」。
地域の風景に溶け込むようにと、外壁には焼杉板を使います。
インテリアは柔らかい色彩で包まれる予定。
家具のコーディネートもお手伝いしており、
ダイニングチュアは使いやすいウェグナーのもので手配を済ませました。
現在はリビングのソファを思案中です。
顔を真っ赤にした建主さんの笑顔。
和やかな一日となりました。
keep smiling!
奥野 崇