ジェフリー・バワの生涯をかけた仕事、ルヌガンガ。
1948年に朽ち果てたゴム園を購入し、2003年84歳にて亡くなるまで
週末住宅や大切な客人を招くところとして手を入れ続けた。
その建物群とランドスケープは
「世界で最も美しい庭園」とも称される。
敷地はベントータ川を引き込んだ淀みのようなデダワ湖のほとりにある。
ちなみにシンハラ語で、ルヌは塩、ガンガは川の意で塩の川ということ。
インド洋にほど近いところにあります。
巨大な敷地の中に点在する建物は現在ホテルとしても利用されています。
残念ながら泊まることはできませんでしたが、ゆっくりと夕食をとることができました。
建物のひとつ、シナモンヒルハウス。
建築と庭園が一体となった、アウトドアリビング。
その天井の高さからか、もはや屋根の存在を感じません。
シャワールームの中には木が!(写真には写ってないですが、手前に木が植わってます)
手塚さんのつくられた、ふじ幼稚園を連想。
訪れたことがあると聞いたことがあるので、参考にされたのか、そうでないのか。
敷地内の階段のデザインは独特で印象的。
先に訪れた世界遺産、シギリヤの引用か。
夕暮れにかいたスケッチ。
柔らかいカーブを描く縁石が、眼下に拡がるデダワ湖のアウトラインに重なる。
なんと、大地から発想したと知る。
建築と庭園、大地が一体となった楽園。
その感動から、しばらく動けませんでした。
keep smiling!
奥野 崇