柊の家、の床柱の現物確認のため京都・北山へ。 あっさりした「行」の和室に縮緬絞りの丸太柱をあわせます。 北山杉は茶室や数奇屋の建築用材として頻繁に用いられ その特色はとりわけ材質が緻密で木肌が滑らかで光沢があり、干割れが生じにくい等があげられます。 冷暗な倉庫に永く保管される材料のその表面は、まるで人の肌。 時空を超えて静かに眠る、生き物のようにみえる。 多くの人の手によって現代に在る材料。 ありがたく、大切にせねば。 keep smiling! 奥野 崇