事務所の向かいにある神社の風景も変わることなく、
いくつかの仕事が無事竣工を迎え、
また、よき出会いに恵まれた年となりました。
本年も大変お世話になり、ありがとうございました。
どうぞよい年をお迎えくださいませ。
keep smiling!
奥野 崇
「5つ庭の平屋の家」こと
「長浜の家」が、
風土社チルチンびと主催の
住宅建築賞45才以下建築家部門の
最優秀賞を頂きました。
第4回チルチンびと住宅建築賞
主催:株式会社 風土社
審査委員長:泉 幸甫
審査委員:田中敏溥、大野正博、藤井 章、横内敏人、松本直子、水澤 悟、古泉 丞、植久哲男
冷え込んだ、晴れの一日。
柊の家では屋根工事の真っ只中。
大屋根を継手なしで、一枚の板金で葺きます。
その長さ15メートル。
住宅地の中の敷地に搬入することができないため、
現場にて成形していくことに。
工場の機械を現場に搬入。青空成形工場にて作業していきます。
屋根の上に運ぶのも人力ではできないため、レッカー車にて。
青空に舞う板金。
多くの人の手と知恵によって形になっていきます。
keep smiling!
奥野 崇
柊の家、の床柱の現物確認のため京都・北山へ。
あっさりした「行」の和室に縮緬絞りの丸太柱をあわせます。
北山杉は茶室や数奇屋の建築用材として頻繁に用いられ
その特色はとりわけ材質が緻密で木肌が滑らかで光沢があり、干割れが生じにくい等があげられます。
冷暗な倉庫に永く保管される材料のその表面は、まるで人の肌。
時空を超えて静かに眠る、生き物のようにみえる。
多くの人の手によって現代に在る材料。
ありがたく、大切にせねば。
keep smiling!
奥野 崇
余戸の家の現場にて。
土間サロンの床にはる鉄平石の現物確認を行いました。
目地の大きさを、
全体の割の良さと見え方の気持ち良さとのバランス調整。
ミリ単位での検討、調整の上「これだ」を見つけることができました。
12月にはいり、松山も夜は冷え込んできました。
そんな中、建主さんから暖かいアップルパイとミネストローネの差し入れ。
夕暮れをすぎても作業してくださっている職人さんと一緒に、本当に美味しかった。
お気持ちも本当に嬉しかった。
ありがとうございました。
keep smiling!
奥野 崇