週末は催しが続きました。
22日土曜は共栄木材さん主催の木造建築講演会へ。
竹原義二さんと中村好文さんの講演、対談の会です。
内容はもちろんですが
歌うように話される中村さんと、たたみ掛けるように話される竹原さんの姿が
お二方をあらわしているようで、とても印象的。
実は、中村さんとは
notesに収録しております昨年のアマンダリでの滞在時に
ばったりお会いしていたのでした! ※赤ちゃんはうちの子供です
23日日曜は、
庭園協会主催のシンポジウム「庭と建築を考える」に参加するため
今治、朝倉にある創造園さんへと。
創造園さんは、初めてお邪魔させていただきましたが、
敷地内に点在する石の水の彫刻には無意識にも目が止まります。
その荒々しい表面とは別に、全体からは「優しさ」や「繊細さ」を感じます。
淡路の左官職人の久住章さんや、姫路の造園家の大北望さん、
もちろん創造園の越智さんらも参加されたこの会。
「左官を通じて、生きる喜びをつくりだしたい」とは久住さんの言葉。
越智さんとの最後にお話しの中から、
「自分の目でひとつひとつ確かめながらやってきた。今も新しい試みをやっている」とのこと。
今をもってなお、前進しようとする姿がとても印象的。
また、素敵な方々と忘れられない言葉達と出会えました。
私たちも、もっといい仕事をしよう。
Keep smiling!
奥野 崇
松前町で工事中の某企業の本社移転計画。
敷地内の木造、鉄骨の新築建物の建て方も無事終わり全体の様子が見えてきました。
木造の事務所は梁の掛け方にひと工夫を。
正方形の大きな空間に、各辺の中心から中心に斜めに梁を掛けています。
これにより梁のスパンを小さくすることができ、
また荷重の集中をさけるにも繋がり、構造的にバランスのよいものになりました。
斜めの梁はあらわしにて仕上げて、意匠の面からも重要なポイントになります。
開放的な木造の新事務所。気持ちの良い空間になりそうです。
keep smiling!
奥野 崇
設計を進めるにあたり、奥野事務所ではスケッチを重要視しています。
空間のプロポーション、素材などを
描きながら検討するのが一つの方法になっています。
そのまま打ち合わせにも使用しますし、
スタッフとの意思疎通のツールとしても重宝します。
このスケッチは、現在実施設計中のお住まい。
松山市内にて来年中旬の竣工を予定しています。
Keep smiling!
奥野 崇
先日の東京出張の際、訪れた代々木ビレッジ。
小林武史氏の総合プロデュースから各分野の専門家によってうまれたスペース。
2011年のオープンからは随分落ち着いた雰囲気になっていました。
山手線代々木駅をおりてすぐにあります。
前の通りがそのまま施設内に延長し、コンテナを一見無造作に配置した空間はまるでどこかの街の路地のような雰囲気。
視線の操作や、広い−狭いをうまく利用した親密で和やかな様子がとても印象的です。建物の置き方はうまいなあ、と一言。
おすすめの場所です。
代々木ビレッジ
keep smiling!
奥野 崇